AFP通信は、ミャンマー軍と少数民族武装組織カレン民族同盟(KNU)との戦闘が4月9日にミャンマーのカレン州ミャワディ町周辺で始まり、多くの人々がタイのメーソート町に避難を余儀なくされたと住民の話を引用した。
「一晩中、朝まで戦闘が続いていた」と住民の1人が4月10日にAFPに語った。「私たちが住んでいるところからは爆竹や爆発音が聞こえる。飛行機が飛んでいる。母と他の兄弟は今朝メーソートに逃げた。私は今、叔父と一緒に家を守っている」と住民は付け加えた。
KNUの広報担当者パド・ソー・タウ・ニー氏はAFPに対し、同組織の武装勢力が4月10日にミャワディ周辺で再びミャンマー軍と衝突したことを確認した。
4月11日、タイのメーソート県から撮影された、ミャンマー民兵のメンバーが武器を手にミャンマーに向かって歩いている様子。
これに先立ち、4月6日、KNUはミャワディの西約10キロにある軍事基地を占拠し、600人以上の兵士、警察官、およびその家族が投降したと発表した。ミャンマーの軍事政権は、その軍事基地での降伏に関するKNUの声明についてのコメント要請に応じなかった。
また4月10日、メーソート住民はAFPに対し、4月9日の夕方にタイとミャンマーの国境に向かっているタイ軍の車両8台を見たと語った。
タイ軍兵士の一部は、メーソートとミャンマー側の商業中心地ミャワディを結ぶ友好橋の下で陣地を構えている。兵士たちの頭上では、何百人もの人々が橋を渡り、安全なタイへと入国した。
タイ首相、ミャンマー軍事政権は「権力を縮小している」と述べ、対話を呼び掛け
名前を明かしていないタイ兵士は、カレン州との国境地帯での戦闘は過去15年間で聞いた中で最も激しいものだったと語った。
さらに、ミャワディ近郊から家族とともに最近タイに到着したジャファル・スウェアディク君(14歳)は、爆竹と銃声がイスラム教の断食月ラマダンの終わりのイード・アル=フィトル祭に影を落としたと語った。
入国管理当局の職員がAFPに語ったところによると、ミャンマーからタイに入国する移民の数はここ数日、通常の1日約1,900人から約4,000人に増加している。
当局者は、今後数日間にさらなる到着者が出る可能性に対応するため、入国管理当局の職員を増員していると付け加えた。
AFP通信によると、ミャンマーで紛争が続く中、タイの外務大臣は4月9日、同国は紛争から逃れてきた10万人を受け入れる用意があると述べた。
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