米国はシリア北部に「軍隊を動員」?
シリア北部ではここ数日、クルド人主導のシリア民主軍(SDF)と親トルコ武装勢力との衝突が激化している。緊張を部分的に浮き彫りにする動きとして、米国がシリア北部のコバニ市に部隊を派遣し基地を建設する準備をしているというニュースがある。シリア人権監視団(SOHR、英国に拠点)によると、米国は1月2日、コンクリートブロックを積んだトラック約50台をコバニ地域に派遣した。アメリカ国旗を掲げた軍用車両もこの街に次々とやって来ます。
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自衛隊を支持するノースプレス通信は、米国主導の国際連合軍の車列が軍事基地の建設を開始し、間もなく兵士、武器、レーダー、防空システムを配備すると報じた。
昨日の午後(ベトナム時間)の時点で、米国当局は上記の情報についてコメントしていないが、観測筋は、ワシントンはトルコからの圧力に対抗してクルド人同盟国を支援することでシリアにおける戦略目標を維持したいと考えていると考えている。
1月2日、ホムス市でシリア新政府に忠誠を誓う武装集団。
シリアのバッシャール・アル・アサド前大統領の打倒後、トルコと親トルコ派の民兵はシリアとの国境沿いに勢力を集め、シリア・トルコ国境の都市で現在はSDFが支配するコバニの制圧を目指して攻撃を開始した。米国のコバニへの復帰は軍事バランスの維持に役立ち、トルコとその同盟国がシリアへのさらなる進攻を阻止するだろう。米軍は2019年にコバニから撤退し、その後ロシア軍が引き継いだが、シリアにおける最近の政治情勢の変化により、シリアにおける影響力を維持したいワシントンには新たな要求が突きつけられている。国防総省は2024年12月、現在シリアには2,000人の米軍兵士が駐留しており、これまでの900人という数字の2倍以上であると発表した。
関連して、AFPは1月2日、SOHRの情報として、マンビジ市での衝突で親トルコ派の武装勢力の23人とSDFと関係のある地元武装グループの1人が死亡したと報じた。 SDFはマンビジ南部と東部での敵の攻撃を撃退したと発表し、トルコ軍はドローンや砲撃で繰り返し同地域を爆撃した。シリアの新政府は最近、国内の民兵組織に解散して国軍に加わるよう求めたが、SDFは直接対話と問題の満足のいく解決を求めている。
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イスラエルの関与
専門家らは、シリア新政権は北部での衝突問題を解決するほか、これまでシリアを標的とした軍事行動を実施してきたイスラエルの動きにも注意を払う必要があると指摘する。 1月2日、シリアメディアはイスラエルがシリア北西部アレッポ市の軍事施設を攻撃したと報じた。テルアビブ軍は過去1か月間にシリア国内の軍事施設に対して数百回の攻撃を実施しており、これは武器が敵対グループの手に渡るのを防ぐためだと主張している。
また、イスラエルは1月2日、アサド大統領が権力を握っていた2024年9月8日にシリアのミサイル工場を襲撃したことを確認した。イスラエル国防軍(IDF)は、ヘリコプターからシリアに着陸し、テルアビブがイランから資金提供を受けて代理軍用の武器を生産していたと主張する地下工場を襲撃し破壊したと発表した。
エルサレム・ポスト紙によると、注目すべき点は、イスラエル軍がマシャフ市にある兵器施設を守る緻密な防空層をいかにして突破できたかだという。イスラエル軍の襲撃にはヘリコプターや無人機が使用されたが、マシャフの武器庫はシリアで首都ダマスカスに次いで2番目に厳重に警備されている場所とされている。
イスラエルはこれまでもシリアの防空システムを無力化するための作戦を数多く実行しており、そうでなければ上記の作戦はほぼ不可能だっただろうと推測されているが、まだ明確な確認はない。理由が何であれ、イスラエル軍が襲撃を成功させたという事実は、シリアの新政権がテルアビブの秘密作戦能力に注目するようになるだろう。
ロシアはシリアに代わる新たな駐屯地を探しているのか?
CNNは1月1日、特にシリアのアサド政権の打倒後、ロシアの輸送機が2024年12月にリビアに着陸する頻度が大幅に増加していると報じた。米メディアは、モスクワはシリアのロシア基地に代わる、地中海での存在感を維持する駐屯地を設立する意向だと報じた。ロシアとリビアはこの情報についてコメントしていない。
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出典: https://thanhnien.vn/the-cuoc-syria-them-kho-luong-185250103222123757.htm
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