オーストラリアの麻薬王アレン・モラディアンが、シドニー東部の地下駐車場で車内にいた身元不明の男2人に射殺された。
今朝、ボンダイジャンクションのスプリングストリートにある地下駐車場で銃撃事件が発生し、シドニーのコカイン取引の中心人物であるアレン・モラディアンが死亡した。
ニューサウスウェールズ州(NSW)警察は、この事件には2人の銃撃犯が関与していると考えている。 「これは組織的な殺人の可能性がある。アレンは悪名高い麻薬王であり、殺人計画の標的にされたのは明らかだ」とダニー・ドハティ刑事部長は語った。
警察は今日、シドニー東部郊外のボンダイジャンクションの道路を封鎖した。写真: AFP
48歳のモラディアンさんはオーストラリアの「トニー・ソプラノ」として知られている。彼は2010年に大量のコカインを輸入・販売した罪で懲役16年9ヶ月の判決を受けた。ドハティ警部は、アレンはニューサウスウェールズ州のコマンチェロ・バイカー・ギャングにも関わっていたと語った。
アレンさんが射殺されて数分後、消防士らは近くで車両火災が2件発生したとの報告を受けた。ジェームズ通りのポルシェとクックランドのホールデン・コモドアが火災に遭ったという。目撃者らは、2台の車が炎上した際に「大きな爆発音を聞いた」と述べた。
ニューサウスウェールズ州警察は、スプリングストリート銃撃事件と2件の車両火災が関連していると考えている。当局は数時間にわたって複数の道路を封鎖し、住民にその地域を避けるよう呼びかけた。
「これは暴力的な公共犯罪だ。ニューサウスウェールズ州警察はこの事件を捜査し、徹底的に対処する」とクリス・ミンズ州首相は述べ、「関与した容疑者を特定するために法執行機関の全力を動員する」と約束した。
オーストラリアの麻薬王アレン・モラディアン。写真:デイリー・テレグラフ
オーストラリアは、国際的な麻薬密売組織にとって「儲かる」市場の一つだ。同国は2019年から2020年にかけて約39トンの麻薬を押収し、16万6000人以上の容疑者を逮捕した。
ドゥック・チュン(ガーディアン、スカイニュース、AFPによる)
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)