ロシア外務省は3月29日、モルドバのリリアン・ダリイ大使を召喚し、モスクワが同大使館職員をロシアで「歓迎されない」と宣言したことを伝えたと発表した。
モルドバのキシナウにあるロシア大使館。 (出典:アルジャジーラ) |
発表によると、ロシア外務省は、キシナウがロシア大使館職員を追放し、国連食糧農業機関(FAO)がモルドバで開催する会議に出席するロシア代表団の入国を拒否した決定に対して、ダリイ大使に抗議の書簡を手渡した。
発表にはこう書かれている。「L. ダリイ大使は、ロシア外務省から、ロシア側がキシナウのロシア大使館職員を追放する決定への対応として、ロシアのモルドバ大使館職員をペルソナ・ノン・グラータに指定したという通知を受け取った。」
これに先立ち、モルドバ外務省は、分離独立地域トランスニストリアにおけるロシア大統領選挙の投票所開設に関わったロシア外交官を国外追放した。同省は、ソ連崩壊時にモルドバから分離した親ロシア派の飛び地であるトランスニストリアに投票所を開設することに反対している。
トランスニストリアは東でウクライナと国境を接しており、ロシアの支援を受けて30年間自治権を維持してきた。
モルドバ政府も以前、ロシアの行動はモルドバの主権を軽視するものだと主張する声明を発表していた。
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