「ウクライナの港湾への船舶の入出港を一時停止することを発表します。停止は10月26日から有効となり、延長される可能性があります」とキエフを拠点とするコンサルティング会社バルバ・インベストは10月26日に発表した。
ウクライナの農業会社バルヴァ・インベストによれば、この停止措置は実際にはキエフ軍の要請により2日前に実施されたという。その理由は、この地域におけるロシア空軍の活動による脅威だ。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は先週、キンジャールミサイルを搭載したロシアの戦闘機を黒海の哨戒に派遣したと発表した。
ウクライナは黒海に新たに設置された穀物輸送路を停止した。 (写真:ロイター)
一方、英国の海上警備会社アンブリーは、ウクライナ港湾局が10月25日遅くに声明を発表し、安全上の懸念から「2023年10月26日には黒海回廊沿いの船舶の移動は許可されない」と述べたと述べた。
「10月25日、アンブリーは顧客に、ロシア空軍がウクライナのスネーク島付近のウクライナ穀物回廊輸送地域に少なくとも4つの物体、おそらく地雷を投下したと通知した」と声明は述べた。
ウクライナは昨年8月以来、海上穀物輸出の回復を目指して黒海に新たな回廊を開設したことが知られている。
約70万トンの穀物がこの海路を経由してウクライナの港から出荷された。
この回廊は、モスクワが7月に国連が仲介した穀物回廊協定の延長を拒否した後に開設された。
以前、2022年7月に国連とトルコはロシアとウクライナが黒海穀物協定に達するよう仲介した。この協定は、黒海を越えてウクライナの穀物を安全に輸出できるようにすることで、世界的な食糧危機を緩和することを目的としている。
イスタンブールの共同調整センターによれば、黒海穀物協定により、ウクライナの3つの港は3,300万トンの穀物やその他の食料を世界に輸出できるようになり、その半分以上が開発途上国に輸出されている。
コン・アン(出典:ロイター)
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