具体的には、ロシア国防省は、過去2日間でロシア軍がクルスク地域の10の集落を解放したと発表した。さらに、ロシア軍は、ノヴイ・プトとメドヴェジエの集落に向けてウクライナ軍が国境を突破しようとした4回の試みも撃退した。
ロシア軍はクルスク地域の奪還に向けて反撃を強化している。写真:スプートニク
ロシアはクルスクの失われた領土を取り戻す決意
周知のとおり、ウクライナは8月6日にロシアのクルスク国境地域に奇襲攻撃を仕掛け、ロシア領内に数キロメートル進撃し、数十の住宅地を占領した。
ウクライナとの紛争3年目に突入したロシア領土に対する第二次世界大戦以来最大規模の外国軍の攻撃は、モスクワにとって不意打ちとなった。
ロシアは当初からこの地域からウクライナ軍を追い出す決意を表明しており、徐々にその任務を遂行しつつある。ロシア国防省はテレグラムチャンネルに投稿した声明で、「『北部』グループの部隊は2日間で10の集落を解放した」と述べた。
ウクライナのオレクサンドル・シルスキー司令官は8月下旬、キエフがロシア領土の100の集落と約1,300平方キロメートルを占領したと述べた。
キエフはロシア領土を占領するつもりはないが、今回の攻撃で敵軍を分散させ、将来の交渉でウクライナに有利な立場をもたらすことを期待していると述べた。
しかし、ウクライナのこの計画は効果的ではないようだ。ウラジーミル・プーチン大統領は、国境を越えた攻撃はキエフの誤った計画だったとして、ロシアがウクライナとの交渉のテーブルにつく可能性を否定した。
さらに、ウクライナ軍の兵力が薄かったため、クルスク攻撃に軍隊を集中させ、国の東部戦線の防衛体制がもはや保証されなくなった。ロシアはこの弱点につけ込み、ドンバス地方での攻勢を強化し、ここ数週間でいくつかの戦略上重要な町を制圧した。
黒海戦争が再燃、西側諸国との緊張高まる
ロシアはキエフがクルスクを攻撃して以来、ウクライナ全土の標的への空爆も強化している。そしてウクライナの発表によれば、ロシアはまた黒海の標的を攻撃したばかりだという。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、エジプトへ穀物を積んでいた船がウクライナ領海を出た直後にロシアのミサイル攻撃を受けたが、予備的な評価では死傷者はいなかったと述べた。
2024年9月12日、黒海で損傷した貨物船の様子。写真:ウクライナ大統領報道室
もし確認されれば、この事件は、西側諸国から提供された長距離兵器をウクライナが使用してロシア領土を攻撃することを認める可能性について協議している米国主導のNATO軍事同盟とモスクワの間の緊張が急激に高まることを意味するだろう。
英国の海上警備会社アンブリーはメモの中で、セントクリストファー・ネイビス船籍の貨物船がウクライナのオデッサ地方チョルノモルスク港を出港後、ロシアが発射したミサイルの攻撃を受けたと述べた。同社によれば、船は貨物倉やクレーンを含む左舷側に損傷を受けたという。
ウクライナは世界有数の穀物輸出国であり、2022年に両国間の紛争が勃発して以来、黒海沿岸の港湾を通じた輸出の回復にロシアと苦闘してきた。
同年後半、国連とトルコが仲介した協定によりオデッサ地域の3つの港からの輸出が再開されたが、昨年も中断された。
2023年8月、ウクライナはロシアの承認なしに、海洋ドローンと長距離兵器を使用してロシアの黒海艦隊を攻撃し、モスクワの船舶を黒海西部から追い出した後、独自の航路を確立した。
したがって、船舶は黒海西岸を囲むこの航路に穀物を積み込み、その後ウクライナ海域を離れ、ルーマニアとブルガリアを経由して南へ向かいます。
ブイ・フイ(TASS、Sputnik、AFP通信による)
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出典: https://www.congluan.vn/nga-chiem-lai-mot-phan-lanh-tho-o-kursk-chien-su-bien-den-tro-lai-post312139.html
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