ウクライナ、ロシアの空港にクラスター爆弾を搭載したATACMSを発射

ソーシャルメディアにまとめられたビデオ映像には、ロシアの空港を攻撃する5発のATACMSミサイルが映っている。

ザ・ウォー・ゾーンによると、ウクライナは11月25日、米国から供給されたATACMS短距離弾道ミサイルを使用して、ロシア領内の空港への最初の攻撃を開始した。標的は国境から約100キロ離れたハリノ空港だったとメディア筋やテレグラムで伝えられた。これは、米国政府が許可を与えた後、わずか1週間でウクライナがロシア領内にATACMSを発射した3回目となる可能性がある。

「ザ・ウォー・ゾーン」が入手した衛星画像では、空港に深刻な被害は見られないが、画像の一部が不明瞭になっており、多くの重要な地域が見えなくなっている。この空港は長い間ロシア空軍の主要作戦基地として使われていなかったため、基地に駐機している航空機の数も非常に限られている。

ソーシャルメディアで拡散している動画や画像には、空港でATACMSミサイルの派生型によるクラスター爆弾が爆発する様子が映っている。

Telegram ASTRAの情報筋によると、ウクライナは攻撃に7発のATACMSミサイルと12機のUAVを使用した。少なくとも1発のミサイルが空港に着弾したと報告された。一方、Fighterbomberチャンネルによると、ウクライナはクルスク地域の空港をATACMSミサイル8発で攻撃した。

「そこに航空機は駐機しておらず、このような攻撃で空港が破壊されることはないことから、標的は依然として不明である」と彼らは付け加えた。

ミサイルのいくつかは撃墜されたものの、少なくとも1発のミサイルがハリノ空港に着弾し、兵士2人が負傷したとASTRAは発表した。また、民家も被害を受けた。

「夜間、ATACMSクラスター爆弾がクルスク地域のハリノ飛行場を襲った。ウクライナのテレビ局が公開した攻撃の映像と発生場所の映像には、M74クラスター爆弾が空軍基地の地上で爆発する特徴的な映像も映っていた」と、テレグラムチャンネル「ロシア軍事情報局」が報じた。

ウクライナ軍参謀本部は、クルスクの標的は11月25日にウクライナ軍がロシア国内で攻撃した標的の中に含まれていたと述べたが、クルスクの標的が何であったか、またどのように攻撃されたかについては明らかにしなかった。

一方、ロシア国防省はクルスク上空で無人機７機が撃墜されたと発表した。

一部の米国当局者は、ロシアが航空資産を空港からATACMSの射程圏内に移動させたと考えている。

この兵器が初めて使用されたのは、バイデン政権がウクライナにロシア領土に対する使用を許可したと報じられてから2日後のことだった。攻撃はロシア西部のブリャンスク州カラチェフ町近くの弾薬貯蔵施設を襲った。国境から約110キロ離れた場所だ。 ATACMS短距離弾道ミサイルは、最大300キロ以上離れた標的を攻撃できる。

ハリノ攻撃は、ウクライナが11月23日にクルスク地方のボリショエ・ジロヴォ村付近のS-400防空システムをATACMSで攻撃したと報じられてから1日以上後に発生した。この場所は空港の北西約30キロのところにある。

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出典: https://vtcnews.vn/ukraine-ban-atacms-mang-bom-chum-vao-san-bay-nga-ar909797.html