北朝鮮の偵察衛星作戦本部が独立した軍事情報機関として活動を開始した。
北朝鮮の国営通信社である朝鮮中央通信( KCNA)は12月3日、国家航空宇宙技術局(NATA)の平壌総合管制センターにある北朝鮮の偵察衛星運用事務所が12月2日に任務を開始したと報じた。
朝鮮中央通信は、「今回の任務を通じて得られた情報は、朝鮮労働党中央軍事委員会の関連常設執行機関に報告され、指示に従って、国家の戦争抑止力として指定された主要部隊と朝鮮人民軍偵察総局に提供される」と伝えた。
北朝鮮は11月21日、初の軍事偵察衛星の打ち上げに成功したと発表した。北朝鮮はその後、衛星が米軍基地、ホワイトハウス、国防総省、韓国の「標的地域」の画像を撮影したと発表したが、まだ画像を公開していない。
11月22日、韓国の人々がソウルの駅で北朝鮮の衛星打ち上げに関するニュースを見ている。写真: AFP
米国とその同盟国は、北朝鮮の衛星打ち上げは、衛星打ち上げやミサイル実験など、弾道技術を使ったあらゆる打ち上げを禁じる国連安全保障理事会の決議に違反するとして非難した。米国、日本、韓国、オーストラリアは12月1日、衛星打ち上げに関連して北朝鮮に対して追加の制裁を課した。
12月3日の朝鮮中央通信の記事で、匿名の北朝鮮軍事評論家は、韓国が両国間の軍事的信頼醸成協定に違反しており、北朝鮮の偵察衛星の打ち上げは多くの国が行ったことと似ていると述べた。
同解説者はまた、韓国が最近同国初の軍事偵察衛星を打ち上げたことで同国自身の矛盾が露呈したと述べた。
スペースX社のファルコン9ロケットは12月1日、米国カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から韓国初の偵察衛星を軌道に乗せた。韓国は朝鮮半島の24時間監視という目標を加速させるため、2025年までに偵察衛星5基を打ち上げる契約を米国企業と結んだ。
北朝鮮は先月、平壌の衛星打ち上げに抗議して韓国が2018年に締結した両国間の軍事協定の一部を停止したことを受けて、韓国との国境にさらに強力な部隊と新型兵器を配備すると発表した。
フイエン・レ(朝鮮中央通信、ロイター通信による)
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