エリゼ宮によると、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は3月11日、停戦の際にウクライナの「安全を確保する」ための信頼できる計画を策定するよう、欧州および他の地域の軍指導者に要請した。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、米国とロシアの関係におけるワシントンの突然の政策転換に対し、欧州の団結した対応を促そうとしている。 (出典:AFP) |
この呼びかけは、30か国以上の同盟国の軍指導者らが出席したパリでの非公開会議中に行われたもので、特にウクライナが1か月間の停戦という米国の提案を支持し、ロシアとの即時協議に同意したことが背景にある。
マクロン大統領は、米ロ関係におけるワシントンの突然の政策転換に対し、欧州の統一した対応を推し進めようとしている。
パリでの会議には、主に欧州と北大西洋条約機構(NATO)加盟国から、またオーストラリア、ニュージーランド、日本を含む34カ国の代表が集まった。
しかし、NATOの主要メンバーである米国は代表を派遣しなかった。
「今こそ欧州が自らを守りつつ、ウクライナを支援するために全力を尽くさなければならない時だ」とマクロン氏は会議で宣言した。
フランスの指導者は、「和平交渉の加速」という文脈において、東欧諸国に永続的な平和を実現するために「安全保障の保証を定義する」計画を開始することが必要であると強調した。
マクロン大統領はまた、英国のキール・スターマー首相と協力し、ウクライナ停戦の履行を監視する「有志連合」の設立を推進している。
エリゼ宮によれば、英国やトルコを含む欧州とNATOの軍事指導者らは、安全保障の保証は「信頼性があり長期的であり、ウクライナ軍への持続的な支援を伴う」必要があることに同意した。
ロシアがウクライナで特別軍事作戦を開始してから3年以上が経過し、この「古い大陸」は防衛力の強化と米国への依存度の削減を急いでいる。
欧州は、ドナルド・トランプ米大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領との新たな接触、およびウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対する批判をますます懸念している。この動きにより、トランプ氏がキエフに圧力をかけ、モスクワに有利な合意を受け入れる可能性があるとの懸念も高まった。
トランプ政権は3月11日遅く、ウクライナが米国の提案を受け入れたことを受け、キエフへの援助凍結を解除すると発表した。
その後まもなく、マクロン氏はソーシャルネットワークXに「決定は今や完全にロシア次第だ」と投稿し、サウジアラビアでの和平交渉の「進展」を称賛した。
さらに、パリでの防衛会議の前夜、フランスのセバスティアン・ルコルニュ国防相は「ウクライナのいかなる形の非軍事化も拒否する」と宣言し、「これは単に将来を見据え、ウクライナ軍がどのようなものであるべきかを定義する問題だ」と述べた。
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出典: https://baoquocte.vn/tong-thong-phap-day-la-thoi-diem-chau-au-phai-doc-toan-luc-ho-tro-ukraine-307224.html
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