キエフは以前、9月6日にコスティアンティニフカ(ウクライナのドネツィク州)で少なくとも15人が死亡した事件はロシアのミサイルが原因だったと発表した。しかし、ニューヨーク・タイムズ(NYT)の調査によると、現実はそうではないようだ。
「ミサイルの破片、衛星画像、目撃証言、ソーシャルメディアの投稿など、タイムズ紙が収集し分析した証拠は、この壊滅的な攻撃がウクライナがブークシステムから発射した対空ミサイルの誤った方向への発射の結果であったことを明確に示している」と同紙は9月19日の報道で述べた。

9月6日、コスティアンティニフカの市場がミサイル攻撃を受けた様子
同紙は防空専門家の発言を引用し、コスティアンティニフカで発射されたミサイルのようなミサイルがコースを外れた原因としては、電子システム関連の故障や発射時の誘導翼の損傷や切断など、さまざまな可能性があると伝えた。
防犯カメラの映像には、ミサイルがロシア軍の陣地の背後からではなく、ウクライナ支配地域の方向からコスティアンティニフカに飛来する様子が映っていたという。
NYTはまた、攻撃の数分前にウクライナ軍がコスティアンティニフカの北西10マイルにあるドルジキフカ市から前線に向けて地対空ミサイル2発を発射したことを示す証拠も提供した。
同紙は、攻撃の前後にドルジキフカからロシアの前線に向けてロケット弾が発射されたのを見たという目撃者2人の証言を引用した。ミサイルはコスティアンティニフカに向かって飛行しているとの発言が伝えられた。
同紙によると、爆発でできた穴の大きさと現場で見つかった残骸は、ブークシステムから発射された9M38ミサイルのものと一致するという。 Bukシステムはウクライナとロシアの両国で使用されています。
ロシアはウクライナのストームシャドーミサイルと劣化ウラン弾の備蓄を破壊したと発表
NYTは、ウクライナ軍の報道官の発言を引用し、キエフの治安当局が事件を捜査中であり、同国の法律によりこれ以上コメントすることはできないと伝えた。
ロシアはニューヨーク・タイムズの報道について直ちにコメントしなかった。
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