フィリピン国防大臣は12月24日、自国独自のシステム購入計画を進めつつ、米国にタイフォン中距離ミサイルシステムの配備を認めるという同国の決定を擁護した。
ロイター通信は、フィリピンのジルベルト・テオドロ国防長官の発言を引用し、「フィリピンの安全保障と防衛に関連する資産の配備と取得は、この国の主権の範囲内であり、いかなる国による拒否権の対象にもならない」と伝えた。
テオドロ氏は、合同演習のためのタイフォンミサイルの配備は「正当かつ合法で非難の余地はない」と強調し、フィリピンの防衛力強化は「特定の国を狙ったものではない」と断言した。
2024年9月13日、ラオアグ国際空港(フィリピン)のタイフォンミサイルシステムの画像
これに先立ち、フィリピン陸軍のロイ・ガリド司令官は12月23日、同国が中距離能力を持つミサイルシステムを購入する計画があると述べた。 「タイフォンミサイルシステムの実現可能性と機能性が群島防衛配備計画に適合しているため、購入するつもりだ」とガリド氏は語った。同将軍はまた、フィリピンが購入するミサイルの数は同国の財政能力に依存すると述べた。
米国は同盟国との合同演習に使用するため、2024年初頭からフィリピン北部にタイフォン中距離ミサイルシステムを配備している。しかし、演習終了後も、中国の反対にもかかわらず、このシステムはフィリピンで維持された。
AFP通信はフィリピン軍当局者の発言として、タイフォンシステムは国連海洋法条約に従い、海岸から370キロ(200海里)までの船舶を防御できると伝えた。
ロイター通信が12月23日に発表した声明を引用したところによると、中国外務省の毛寧報道官は、フィリピンへの米軍タイフーンミサイルの配備に断固反対することを改めて表明し、マニラが「軍拡競争」に陥る危険を冒していると警告した。毛寧氏はまた、フィリピンに対し「以前に約束した通りタイフォンミサイルシステムを速やかに撤去し、緊張激化の道を進むのを止める」よう求めた。
中国の董俊国防相は6月、米国がタイフォンをフィリピンに配備すれば「地域の安全と安定に深刻な害を及ぼす」と警告した。最近、中国とフィリピンの間では東海の領有権紛争をめぐる緊張が高まっている。
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出典: https://thanhnien.vn/philippines-co-the-mua-he-thong-ten-lua-tam-trung-typhon-cua-my-185241224172158362.htm
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