イタリアウルティマ・ジェネラツィオーネグループのメンバーが、化石燃料に抗議するため、ローマのトレビの泉に薄めた石炭を注ぎ込んだ。
活動家グループ「ウルティマ・ジェネラツィオーネ(最後の世代)」のメンバーは5月21日、ローマ中心部で「私たちは化石燃料にお金を払いません」と書かれた横断幕を掲げ、「国は死につつあります」と叫びながら抗議した。
5月21日、活動家グループがイタリア・ローマのトレビの泉に黒い液体を注ぎ込んだ。ビデオ:ロイター
グループのメンバー7人が薄めた木炭と称する液体をトレビの泉に注ぎ、泉が徐々に黒くなっていった。
警察は多くの観光客の前で活動家らを逮捕するために水の中に入っていかなければならなかった。通行人の中には、このグループの行動に反対する者もいた。
ウルティマ・ジェネラツィオーネは声明で、化石燃料に対する公的補助金の廃止を求め、最近イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州を襲った過去100年間で最悪の洪水災害のために抗議していると述べた。同団体によれば、イタリアの住宅4軒に1軒が洪水の危険にさらされているという。
ローマ市長ロベルト・グアルティエリ氏は、ウルティマ・ジェネラツィオーネが芸術作品に対して取った行動を非難した。 「我々の芸術的遺産に対するこうした不条理な攻撃はもうたくさんだ」と彼はツイッターに書いた。
先月、ウルティマ・ジェネラツィオーネのメンバーは同様の行為でイタリアの首都中心部にあるカラビニエリの噴水を黒く染めた。 5月8日、このグループは、木炭から作った黒い液体を市内のフィウミの噴水に注ぐという行為を繰り返した。
ヴー・ホアン(ガーディアン紙による)
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)