イスラエル、シリアの複数の軍事施設を空爆

イスラエル軍は、イスラエルに脅威を与えるとしてシリア南部の軍事基地への攻撃を発表した。

3月11日付のイスラエル・タイムズ紙によると、イスラエルの戦闘機が3月10日にシリア南部ダルアー県の軍事施設を空爆した。これはシリアのバッシャール・アル・アサド前大統領の政権下で使用されていたインフラに対する最新の攻撃となる。

イスラエル国防軍（IDF）は、「将来の脅威を排除する」目的で、イスラエルに脅威を与えると考えられるシリア南部の施設を攻撃したと発表した。ロイター通信はシリア治安当局筋２人の発言を引用し、シリアのジャバブ市の基地への空爆が少なくとも６回、イズラ市の旧軍事基地への攻撃が８回あったと報じた。初期報告では死傷者は記録されていない。

2024年12月、イスラエルがシリアのダマスカス郊外を空爆

イスラエル軍によれば、同国の戦闘機がレーダーシステムと航空情報画像を作成するための機器を攻撃したという。シリアのSANA通信はジャバブとエズラーへの空爆を確認した。

イスラエル当局は、アサド政権の崩壊後、イスラエル国境に近いシリア南部を非武装化すると繰り返し表明している。イスラエルの今回の動きは、シリアにおける暫定政府軍とアサド大統領支持派の間での血なまぐさい戦闘の最中に起きた。この暴動で1,000人以上が死亡したとみられる。

シリア暫定大統領、虐殺と復讐を終わらせると誓う

シリア政府は3月10日、反政府勢力に対する「軍事作戦」を完了したと発表した。暴力行為はシリアのアラウィ派少数派の大半が居住する沿岸諸州に集中している。アサド氏はアラウィー派だ。

イスラエルはシリア暫定指導者アハメド・アル・シャラーが「民間人に対する行為」をしていると批判した。アル・シャラー氏はイスラエルのコメントを「ナンセンス」と一蹴し、イスラエルが1年以上ハマスとの紛争に巻き込まれ、数万人の犠牲者が出ていると批判した。

出典: https://thanhnien.vn/israel-khong-kich-nhieu-co-so-quan-su-syria-185250311165925953.htm