環球時報によると、中国は3月15日からベトナム、ネパール、イラン、フランス、スペイン、イタリア、ギリシャ、ブラジルを含む40カ国への中国国民の団体旅行を再開する。これは、中国が2月6日に20カ国を対象とした国境を越えた団体旅行の第1弾を再開した後、中国の海外旅行団体旅行の試験プログラムにおける2番目の目的地となる。
今年の旧正月期間中、中国人観光客がチャーターツアーでカムラン空港に到着
目的地数を拡大する動きは、中国の海外旅行産業が過去1か月間急速な回復傾向にあり、多くの国がコロナ後の経済を支えるために中国人観光客の復帰に期待をかけていることを受けて行われた。観測者たちは、より多くの中国人観光客が戻ってくることで、世界の観光産業が復活すると予想されると指摘している。
中国の旅行代理店やオンライン旅行会社は、3月10日から第2次パイロットリストに掲載されている40カ国に団体観光客を誘致するための商品やプロモーションなどの準備を開始できる。
第2弾の40カ国にはアジア、欧州、アフリカ、オセアニア、ラテンアメリカが含まれ、これにより中国の団体旅行再開のパイロットプログラムに参加する国と地域は合計で世界60カ所となる。
アリババ傘下の旅行プラットフォーム「フリギー」のデータによると、中国が団体旅行の第2波を再開する決定を発表した3月10日、国際航空券の検索はわずか1時間で185％増加した。 Global Timesが引用したTrip.comのデータによると、上記の40カ国のうち、ベトナム行きの便は非常に混雑しており手頃である一方、ヨーロッパ諸国への航空券の価格は比較的高いままである。
バリフライトのデータによると、これまでのところ、中国人観光客に最も人気のある旅行先であるアジアの国と地域が、2月27日から3月5日までの海外旅行者数の増加の80％以上を占めている。
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