ドイツのミュンヘン安全保障会議の合間に中国とインドの外相と会談した米国のアントニー・ブリンケン国務長官は、ロシアの宇宙における対衛星兵器開発について懸念を表明した。
2月16日、ミュンヘン安全保障会議に出席した米国のアントニー・ブリンケン国務長官と中国の王毅外相。 (出典:ロイター) |
ミュンヘン安全保障会議の合間に2月16日に行われた中国の王毅外相との二国間会談で、アントニー・ブリンケン米国務長官は、モスクワが宇宙で対衛星兵器を開発していることを米国は懸念していると述べた。
これに先立ち、米国当局者は、ドイツで開催された安全保障会議でブリンケン氏とインドのスブラマニヤム・ジャイシャンカール外相が会談した際にも、この問題が取り上げられたと述べている。
ブリンケン氏は中国とインドの外相との会談で「モスクワがこの能力を追求していることは懸念すべきことだと強調した」。
同日、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、ロシアの宇宙への新たな核兵器の噂が出てきて以来、米国はロシアと接触していないと断言したが、ワシントンから何らかの提案があれば、モスクワは対衛星兵器の開発に協力する用意があると述べた。
以前、 NBCニュースは事情に詳しい情報筋の話として、ロシアが米国の衛星を破壊できる宇宙兵器を開発していると報じていた。
情報筋によると、この兵器はまだ実用化されていないが、米国が収集した情報は、米国下院情報委員会の委員長であるマイク・ターナー議員がホワイトハウスに「深刻な国家安全保障上の脅威」に関する情報の機密解除を求めるのに十分なものとなっている。
それが従来の意味での宇宙配備型核兵器であるかどうかは不明である。
多くの専門家は、この衛星は電子兵器を搭載した原子力衛星であり、衛星を麻痺させて天気予報から通信、世界経済活動まで地上のあらゆるものを混乱させる可能性があると疑っている。
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