国際戦略研究所(IISS、英国)の年次軍事バランス報告書によると、ロシアは破壊された戦車の代わりに毎月最大90台の旧式戦車を戦場に投入することで「量で質を補っている」という。
2022年3月、ウクライナのスームィ地域でロシアの戦車を破壊
ロシアの戦車在庫は、たとえ技術水準が低いとしても、約3年で大きな損失を補うことができる可能性がある。これらの兵器はロシアの新型装備生産能力とは関係ありません。
報道によれば、ロシアはT-55などの旧型からT-80やT-90などの最新型まで、1,750両の主力戦車を戦闘態勢に整えている。モスクワにはさらに4,000個の在庫がある。
ロシアは戦車の損失を補うことができるが、ウクライナは弾薬が不足している
IISSは、その数の兵器と交換能力により、戦場での膠着状態が2024年中続く可能性があると評価した。ロシアは上記の情報についてすぐにはコメントしなかった。
ウクライナも2022年2月に戦闘が始まって以来、大きな損失を被ったと報じられているが、西側諸国からの追加兵器供給により、同国は備蓄を維持し、その質を向上させることができた。
ジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官は2月14日のホワイトハウスでの記者会見で、ウクライナ軍の弾薬が枯渇しており、米国議会が援助予算を承認する必要があると述べた。

2月初旬、バフムート近郊で戦闘中のウクライナ軍兵士たち
「これ以上待つことはできない。一日一日が過ぎていくごとに、ウクライナ国民と米国の国家安全保障上の利益が犠牲になる。ウクライナ軍が武器を断たれ、前線にいる兵士でさえ弾薬が尽きているという報告を受けている。一方、ロシア軍は地上攻撃を続け、ウクライナの防空体制を弱めようとしている」とサリバン氏は語った。
数か月に及ぶ交渉の末、民主党が多数を占める米国上院は、ウクライナ向け600億ドルを含む対外援助法案を可決した。しかし、この法案は共和党が多数を占める下院ではまだ可決されていない。
対立点:億万長者のマスク氏はウクライナが勝つとは思っていない。黒海でまたロシア船が沈没?
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