タイの野党である前進党とタイ貢献党は、選挙後、代わる代わる下院で最多の議席を獲得している。
タイ選挙管理委員会(EC)が5月15日早朝にまとめた予備データによると、下院の再選挙が行われる400議席のうち、前進党とタイ貢献党がそれぞれ113議席と112議席を獲得した。
一方、現タイ首相プラユット・チャンオチャ氏の統一タイ国民党はわずか23議席しか獲得できなかった。タイ下院の議席数は500で、残りの100議席は比例代表制で各政党に割り当てられる。
タイの前進党のピタ・リムジャルーンラット党首が5月14日にバンコクで撮影。写真:ロイター
ムーブ・フォワード党のピタ・リムヤロエンラット党首(42歳)は、選挙結果は素晴らしいと述べ、政権を樹立したとしても同党が打ち出した価値観に忠実であり続けると誓った。リムジャルーンラット氏は、タイ貢献党との連携は準備できているものの、依然として首相就任を目指していると付け加えた。
タイ貢献党の代表3人のうちの1人、タクシン元首相の娘、パトンターン・シナワット氏は、前進党の提案には満足しているが、連立について議論するのは時期尚早だと述べた。
「国民の声こそが最も重要だ」と36歳のパトンターンさんは語った。
タイの下院における各政党の議席総数の結果は、今後数週間以内に発表される予定である。しかし、下院で過半数の議席を獲得したからといって、タイの指導者になれるわけではない。
タイの首相は7月に下院議員500人と上院議員250人の合同会議で選出される。タイの上院議員は軍事政権によって任命される。
ゴック・アン( AFP/ロイター通信による)
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