フランス大統領府は、マクロン大統領がボルヌ氏の後任をまだ指名していないと述べた。この事件は、年金制度と移民法の物議を醸した改革に端を発したフランスの政治的、社会的混乱の1年後に起きた。
2024年1月5日、パリで行われた軍事パレードに参加するフランスのエマニュエル・マクロン大統領(右)とエリザベート・ボルヌ首相(左)。
ボルヌ首相は辞表の中で、マクロン氏と直近の会談で「改革の継続がこれまで以上に必要だ」という点で合意したと述べた。
ボルネ氏の後任候補と目されているのは、ガブリエル・アタル教育相(34歳)とセバスチャン・ルコルニュ国防相(37歳)だ。両名とも当選すればフランス最年少の首相となる。
政治筋によると、首相候補としてジュリアン・デノルマンディ元農相、ブルーノ・ル・メール財務相、ジェラルド・ダルマナン内相も挙げられている。
この内閣改造により、2027年に予定されている次期フランス大統領選でマクロン氏の後継者を決める争いが激化するとみられ、エドゥアール・フィリップ元首相、ジェラール・ダルマナン内務大臣、ブルーノ・ル・メール財務大臣らが有力候補とみられている。
世論調査では、選挙を前にマクロン氏の政党は極右指導者マリーヌ・ル・ペン氏の政党に約8~10パーセントポイント遅れをとっている。
マクロン政権に加わる前に社会党の閣僚を数人務めた物静かな官僚、ボルヌ氏(62歳)は、2022年5月からフランスの首相に選出された。ボルヌ氏はこのポストに就く2人目の女性となる。
ブイ・フイ(ロイター、AP通信、AFP通信による)
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