元米国大統領は12月17日、株価からインフレまで米国経済について多くのコメントを行った。
先週、米国株式市場のダウ工業株30種平均は3万7000ポイントを超え、2022年に記録した過去最高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を据え置き、来年少なくとも3回の利下げを示唆したことを受けて、市場は改善した。
しかし、12月17日にリノ(米国ネバダ州)で行われた選挙集会で、ドナルド・トランプ前米国大統領は「株式市場は金持ちをさらに金持ちにするだけだ」と発言した。
12月13日のイベントに出席したドナルド・トランプ前米大統領。写真:ロイター
トランプ氏は、2017年から2021年にかけて米国株式市場の繁栄に貢献したとされている。2020年、当時民主党の大統領候補だったジョー・バイデン氏との討論会で、トランプ氏は、バイデン氏が選挙に勝てば「株式市場は暴落するだろう」と述べた。
しかし、その年もバイデン氏が勝利した。先週、ソーシャルネットワークX上で、トランプ米大統領は、任期中に米国株式市場の状況を誤って判断したとしてトランプ氏を嘲笑した。今年、バイデン氏は株価上昇を利用して有権者に投票を促している。
トランプ氏は一連の法的トラブルに巻き込まれているにもかかわらず、現在共和党の大統領候補指名争いでトップに立っている。彼は昨日、米国で物価上昇を許したとしてバイデン氏も批判した。 「バイデン氏のインフレによる災難は人々の貯蓄を食いつぶし、夢を破壊している」と彼は語った。
米国のインフレはここ数カ月で落ち着き、賃金は上昇し、失業率は低下している。米国の消費者物価指数(CPI)は11月にわずか3.1%上昇し、昨年夏の9%から大幅に低下した。それでもトランプ氏は「我が国の経済は破綻しつつある」と述べた。
9月にはNBCの「ミート・ザ・プレス」のインタビューでトランプ大統領も現在の米国の金利を批判した。 「金利が高すぎる。人々は家を買うことができない。何もできない」と彼は語った。元米大統領は、再選されれば、FRBのジェローム・パウエル議長に金融政策を緩和するよう圧力をかけることができると述べた。
ハ・トゥー(ロイター通信による)
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