3月23日、カナダの新首相マーク・カーニー氏は、ドナルド・トランプ米大統領が課す関税の脅威に対処するために強い権限が必要だとして、4月28日に前倒しで総選挙を実施すると発表した。
カナダの新首相マーク・カーニー氏が3月23日に演説。(出典:オーストラリアン) |
ロイター通信によると、カーニー氏は、トランプ氏がカナダを脅かし始め、ジャスティン・トルドー前首相が辞任を発表した1月以降、自由党が世論調査で大きく支持を回復していることを利用したいと思っているという。
カナダの国家元首であるチャールズ国王の個人代表である総督が選挙実施要請を承認した後、カーニー首相は記者団に対し、「トランプ大統領の不合理な貿易措置と我々の主権に対する脅威により、我々は現代で最も深刻な危機に直面している」と語った。
カナダの新首相によれば、北米の国を守り、建設し、投資し、国を統一するためにはまだやるべきことがたくさんあるため、「だからこそ私は国民の強い積極的な支持を求める」という。
元中央銀行総裁で、政治活動や選挙活動の経験のないカーニー氏は、トランプ大統領に対抗するには自分が最適な人物だと党員を説得し、2週間前に自由党の党首に就任した。
彼には今、カナダ国民を説得するのに5週間の猶予がある。世論調査によると、2015年から政権を握っている自由党は、今年初めには野党の保守党に後れを取っていたが、現在はわずかにリードしている。
「国民が変化を望んだ選挙から、リーダーシップを問う選挙へと移行した」と調査会社イプソス・パブリック・アフェアーズのダレル・ブリッカー最高経営責任者(CEO)は語った。 「国民は過去10年間に何が起こったかではなく、現在と近い将来に注目しているため、保守党が自由党を攻撃する力は大幅に低下した」
世論調査会社アンガス・リードは3月17日、4,009人を対象にした世論調査の結果を発表し、自由党の支持率は42%、保守党の支持率は37%で、誤差は約1.5%だった。同日ナショナル・ポスト紙が発表した、レジェール・ポーリング社が1,568人を対象に実施した別のオンライン世論調査では、自由党の支持率は42%、保守党の支持率は39%で、誤差は約2.5%だった。
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出典: https://baoquocte.vn/tan-thu-tuong-canada-thuan-nuoc-day-thuyen-tuyen-bo-bau-cu-som-de-co-suc-manh-doi-pho-ong-trump-308645.html
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