10月10日、ワシントンはニジェールの軍事政権によるモハメド・バズーム大統領の打倒はクーデターであると判断し、同国への援助を5億ドル以上削減すると発表した。
米国、ニジェールへの援助を停止。 (出典:アラーミーストック) |
米国務省報道官マシュー・ミラー氏は記者会見で、「米国の援助再開には、迅速かつ確実な時間枠内で民主的な統治を導入するための行動が必要になる」と述べた。
米国は西アフリカ諸国と協力して、バズーム大統領を復職させるようニジェール軍事政権に軍事的圧力をかけている。
米国の高官によると、ワシントンがニアメへの5億ドル以上の援助を削減することを決定したのは、過去2か月間、同国が「ニジェールの憲法秩序を維持するためにあらゆる手段を講じてきた」ためだという。
さらに、別の米国当局者は、ワシントンは現在ニジェールに約1,000人の兵士を駐留させているが、この西アフリカの国軍の訓練や支援を積極的に行っていないことを明らかにした。今後、米軍はジハード主義者の脅威を監視する活動を継続する。
これに先立ち、米国は10月10日、ニジェールの民主的に選出された大統領の打倒をクーデターと公式に宣言した。ニアメで軍事政権が権力を握ってから2カ月以上が経過していた。
政府当局者らによると、米国はニジェールの憲法秩序維持のため、軍指導者に対し憲法に従い4カ月以内に民政復帰するよう求めるなど、あらゆる手段を講じてきた。
その結果、ワシントンは対テロ支援と軍事訓練を一時停止し、数億ドル相当のいくつかの対外援助プログラムを停止することになる。
ニジェール駐在米国大使のキャスリーン・フィッツギボン氏は西アフリカの同国に留まり、兵站面でのニーズに対処し、米国人員を保護するため、祖国防衛国家評議会(CNSP)として知られる軍事政権と連絡を取っている。
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