中国北京上空を飛行する謎の光る物体がUFOではないかとの憶測を呼んでいるが、専門家はスペースX社のロケットの残骸である可能性があると指摘している。
1月14日、北京の空に奇妙な物体が出現。写真: Weibo
北京や中国の他の多くの地域の住民が先週末、謎の飛行物体に遭遇した。 Interesting Engineeringによると、この珍しい物体は中国のソーシャルメディアですぐに話題となり、90万件以上の投稿があったという。
目撃者は午後6時頃、上空に未確認飛行物体を目撃し、写真を撮った。現地時間1月14日午前10時頃。住民によると、その日の北京の天気は雲ひとつなく晴れており、物体は光っていたものの閃光はしていなかったという。 3つの光源を持ち、二等辺三角形のような形をしており、最終的には霧のように拡散して跡形もなく消えてしまいます。
天津、山西、山東でも多くの人々がUFOを目撃したと報告した。目撃者たちは、その物体を「薄暗い光の球」と表現することが多く、音も立てずに西から東へ急速に飛んでいったという。観察者の中には、点滅するライトが見えなかったため、それが飛行機である可能性を否定した者もいた。
北京の清華大学天文技術センターの研究者である王卓暁氏は、可能性のある説明を示している。彼は、この謎の物体はロケット打ち上げの残骸、具体的にはスペースX社の最新のスターリンク衛星群を展開したロケットの残骸である可能性があると考えている。
王氏は、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から22基のスターリンク衛星を乗せたファルコン9ロケットが中国北部上空を南に53度の角度で通過し、低軌道に投入された飛行経路を説明した。王氏は、衛星の打ち上げ後、ロケットはおそらく余分な燃料を投棄し、その過程で光が散乱しロケットの周囲に雲が発生する可能性があると強調した。 「雲」に見られる異常な形状は、余分な燃料を放出するためのロケットの落下運動によるものと考えられる。
北京天文館の別の匿名の天文学者も上記の仮説を支持した。同氏によれば、2023年9月13日に中国北部で起きた同様の光景も、打ち上げ後に形成されたロケット雲に関連しているという。
An Khang ( Interesting Engineeringによると)
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