パキスタン南部カラチの警察は、8月29日のラッシュアワーの交通渋滞の中、ライオンは飼い主に抱かれて混雑した港湾都市の幹線道路を走っていたところ逃げ出したと発表した。
「我々のチームはすぐにここに到着した。アッラーに感謝する。ライオンは無事であり、誰も危険にさらされていない」と野生生物検査官のムクティヤル・スームロ氏はライオンが捕獲された現場でロイター通信に語った。
8月29日にカラチで再捕獲されたライオン。
ライオンはしばらく通りを歩き回った後、近くの建物の地下室に入っていった。
目撃者によると、マスコミが事件を取材するために到着し、動物を一目見ようと群衆が集まったため、その地域では大渋滞が発生したという。
野生生物保護局は、住宅地でのライオンの飼育は禁止されているため、ライオンは保護局の施設に移送されたと述べた。
「ライオンの飼い主は拘留され、起訴されるだろう」と警察署長のシラーズ・ナジール氏は声明で述べた。
パキスタンでは、野生のネコ科動物をペットとして飼うことは珍しくなく、裕福な実業家が私設動物園を開き、動物を公共の場でパレードさせることもある。
2017年、パキスタン警察はカラチでペットのライオンを夜間の「散歩」に連れて行っていた男を逮捕した。
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ライオンの画像がソーシャルメディア上で拡散し、多くの人が懸念を表明し警告を発しているが、違った見方をする人もいる。
「ライオンたちは、ここには弱肉強食の掟があることを知っているかのように、カラチを自由に歩き回っている」と、あるツイッターユーザー(現在はX)は、カラチの路上犯罪率の高さに言及して書いた。
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