トラン・ティ・ミー・ハン准教授が行っているプロジェクトは、粘菌やいくつかの奇妙な菌類の有効成分が神経細胞を保護し、アルツハイマー病(記憶、思考、行動に影響を与える脳の病気)に抵抗する能力を研究することです。このプロジェクトは、ブリュッセル自由大学(ベルギー、VUB)とホーチミン市国際大学(ベトナム国家大学)の協力により、2022年から2027年までの5年間にわたり実施されます。
研究プロジェクトのためのサンプル収集中のトラン・ティ・ミ・ハン准教授
マイ・ハン准教授は次のように語っています。「私は、カセサート大学(タイ、2014年~2016年)で修士号取得のために勉強していたとき、世界有数の粘菌科学者の一人であるスティーブン・L・スティーブンソン教授(米国アーカンソー大学)の指導の下で粘菌の研究を始めました。」
ハン准教授は、粘菌、キノコ、植物の有効成分に関する多くの文献を読み、それらの情報を結び付けて、上記のプロジェクトを提案するというアイデアを思いつきました。さらに、ハン准教授は製薬化学についてもさらに学びたいと考え、関連する科学者を探していたところ、ブリュッセル自由大学のイヴァン・ヴァンダー・ヘイデン教授の研究成果に出会いました。これは、彼女が追求したい方向に非常に適していました。そこで、ハン博士はこの教授に連絡を取り、自分の考えや希望を伝えました。彼女は同じ学部の神経科学教授、アン・ヴァン・エークハウトとつながりがありました。
その後、ハン准教授はブリュッセル自由大学の教授2名とともに、VLIR-UOS基金プロジェクト(TEAM
VLIR-UOS)。これは、ベルギーのオランダ語学校に資金を提供し、アジア、アフリカ、ラテンアメリカのいくつかの国との研究および教育開発の協力を図る基金です。
数回の審査を経て、このプロジェクトは2022年から2027年にかけて、この基金から279,999.5ユーロの資金提供を受けました。准教授のハン博士は国際大学 - ホーチミン市国立大学のプロジェクトリーダーであり、イヴァン教授とアン教授はVUBのプロジェクトリーダーと共同リーダーです。
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