ロシアがオデッサの極秘ウクライナ諜報基地を破壊。モスクワはゼレンスキー大統領の暗殺を企てていると語る。英国外務大臣がウクライナでの軍隊の展開と訓練について言及。ポーランド、ウクライナにおけるNATO軍の駐留に関する立場を強化…ウクライナ情勢の最新情報です。
ウクライナ最新情報:ロシアがオデッサの無線・宇宙諜報施設を破壊、標的はゼレンスキー大統領よりも重要と主張。 (出典:Anews) |
タス通信はロシア軍筋の話として、3月7日夜から8日早朝(現地時間)にかけてのオデッサ攻撃で、モスクワはこの港湾都市にあるウクライナの無線・宇宙諜報施設「オビディオポリ2」を完全に破壊したと伝えた。
ウクライナの極秘諜報施設はオヴィディオポリ地方のアッカージャ村の近くにあります。旧ソ連時代、この施設は電子偵察活動の実施と衛星通信チャネルを介して送信される情報の傍受を担当していた。 1991年以降、この施設はウクライナ諜報機関のために同様の任務を遂行した。
2020年には「オビディオポール2」が北大西洋条約機構(NATO)に移管されたと報じられた。
*ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の暗殺は、ロシアが特別軍事作戦を実行する計画の一部ではなかった。これはロシア連邦の国連副代表ドミトリー・ポリアンスキー氏の声明です。
ポリアンスキー氏は、ゼレンスキー氏がギリシャ首相と会談していた時期に、ロシアによるオデッサ市への攻撃についてコメントした際にこの発言をした。当時、ギリシャの報道機関は、ウクライナ大統領の車列がロシアのミサイル攻撃を受けたが、負傷者はいなかったと報じた。
その後、ロシア国防省の発表によると、ロシア空軍はウクライナが軍事攻撃用の無人艇を保管していたオデッサの工業港の格納庫に対してミサイル攻撃を実施した。ポリアンスキー氏によれば、ロシアにとって、これらの無人艇はゼレンスキー氏よりも重要な破壊目標だという。
* 3月9日付けのドイツの日刊紙「南ドイツ新聞」のインタビューで、英国のデービッド・キャメロン外相は、たとえ訓練目的であっても西側諸国の軍隊をウクライナに派遣することに反対すると明言した。
キャメロン首相は、訓練任務は海外で行うのが最善だと述べ、英国がこれまで6万人のウクライナ軍兵士をそのように訓練してきたことを指摘した。
同氏によれば、外国軍をウクライナに派遣すればロシアにとっての標的となるだろう。さらに、彼はウクライナにはさらなる長距離兵器が必要だと評価し、ドイツ製の巡航ミサイル「タウルス」をキエフに供給することに対する懸念を克服するためにベルリンと協力する用意があると述べた。
これに先立ち、2月26日にはフランスのエマニュエル・マクロン大統領がウクライナに西側諸国の軍隊を派遣する可能性を否定せず、同盟国の間で波紋を呼んでいた。しかし、ベルリンは射程距離が500キロあるタウルスミサイルがロシア領土の奥深くにある標的への攻撃に使用される可能性があるとの懸念から、ウクライナへのタウルスミサイルの供給を拒否している。
*ポーランドのラデク・シコルスキ外相は、ウクライナへのNATO軍の駐留は「あり得ない話ではない」と述べ、フランス大統領がこの考えを否定しなかったことを高く評価した。
この発言は、ポーランドのNATO加盟25周年を記念して3月8日に行われた議会での演説でシコルスキ外相が行ったもので、西側諸国の軍隊がウクライナに派遣される可能性は排除できないとするフランスのエマニュエル・マクロン大統領の2月の発言に対するコメントでもあった。
マクロン氏の発言は他の首脳らの激しい抗議を招き、フランス当局はその後、同氏の発言を明確にし、反発を鎮めようとし、ロシアに対し、モスクワはウクライナ紛争に勝てないという明確なメッセージを送る必要があると強調した。
ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、マクロン大統領の発言を受けてウクライナへの派兵を否定した欧州首脳の一人であり、ポーランドはウクライナ領に派兵する計画はないと主張した。
しかし、シコルスキー外相は、ポーランド軍をウクライナに派遣する計画は発表しなかったものの、異なる口調で発言し、ウクライナにおけるNATO軍の存在は「考慮されていないことではない」と述べた。
ポーランドのドゥダ大統領とトゥスク首相は来週ワシントンを訪問する予定。ポーランドは米国に対し、ウクライナ支援を強化するよう圧力をかけたいと考えている。
ポーランドはNATOの東側に位置する加盟国であり、東側国境にはウクライナが接している。ポーランドは歴史的にロシアの支配下にあり、ロシアがウクライナで勝利すれば、ロシアが自国の利益圏とみなすこの地域の他の国々をロシアが引き続き標的にする可能性があることを懸念している。
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