ウクライナは、ロシアが大規模なミサイル攻撃を開始し、首都キエフの中心部で約2か月ぶりに爆発が発生したと発表した。
ウクライナの首都キエフでは今朝早く、防空警報のサイレンが鳴らされ、その後、市内中心部では数十回の大きな爆発音と防空システムの発砲音が響き渡った。
キエフ市長のビタリ・クリチコ氏は、迎撃されたロシアのミサイルの破片が市内の複数の地区に落下し、路上の建物や車が数台炎上したと述べた。 「警報が終わるまで避難してください」と彼はテレグラムに書いた。
2023年5月の空爆中にキエフで煙が上がる。写真:ロイター
ロシアの空爆が首都キエフで行われるのは、1月下旬から2月上旬にかけてミサイルと長距離自爆ドローン(UAV)による激しい攻撃を受けて以来、約2カ月ぶりとなる。
ロシア国防省とウクライナ軍はこの情報についてコメントしていない。
ロシアは2023年12月下旬からウクライナへの大規模な攻撃を開始しており、キエフ政府は、物資不足に直面し、自国の軍隊のニーズを満たすことができない外国のパートナーへの依存を減らし、安定した供給を確保するため、国内での軍事物資の生産に向けた取り組みを強化している。
ロシアとウクライナ間の戦争の状況。グラフィック: WP
ウクライナ当局は、最近のロシアの攻撃の標的の一つに軍事施設があったことを認めているが、その詳細については言及する際にしばしば沈黙している。ウクライナ軍事情報機関のヴァディム・スキビツキー副長官は、ロシアはエネルギーインフラを攻撃するという傾向を繰り返すのではなく、防衛産業施設に重点を置いていると述べた。
ヴー・アン(ロイター、AFP通信)
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