ビデオ映像には、ウクライナ国境から数百メートル離れたロシア国内にあるスジャ施設での火災が映っている。
ロシアメディアの報道によると、3月21日の早朝、ウクライナ軍は、かつてロシアのガスがヨーロッパに流れていた主要パイプラインであるスジャガス計量ステーションを爆破した。ロシア捜査委員会はテロ攻撃に関連して刑事事件を起こした。
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ロシアのクルスクにあるガスポンプ場が火災に見舞われる映像(出典:X/OT)。
この駅は昨年ウクライナ軍に占領されたロシア領内にあるが、ここ数週間の攻勢でモスクワがほぼ奪還した。
ロシアは、スジャのガス計量ステーションへの攻撃を含め、キエフがロシアのエネルギーインフラを攻撃していると非難しており、同国が本当に平和を望んでいないことを示していると、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は記者会見で述べた。
しかし、ウクライナは上記の非難を認めていない。キエフは、ロシア軍が挑発行為として自ら施設を破壊したとさえ述べた。
ペスコフ氏は、ロシアが自国のエネルギーインフラを破壊するという考えは「馬鹿げている」と述べた。
ロシアではクルスクのガスポンプ場爆発に加え、最近、南部クラスノダール地方のトゥアプセ石油精製所でも爆発が起きた。同精製所では、プーチン大統領とトランプ大統領の会談から数時間後にウクライナの無人機による攻撃を受けて発生した火災の消火活動が消防士らによって行われていた。
ロシアのクラスノダール地方にあるトゥアプセ石油精製所がウクライナの空爆を受けて火災に見舞われた。スクリーンショット
「消火活動中にタンク内の圧力が低下したため爆発が起こり、石油製品が流出した」とロシアの地方政府はメッセージアプリ「テレグラム」で述べた。
火は別のタンクに燃え広がり、火災面積は当初の火災面積の2倍となる1万平方メートルに拡大した。 450人以上の消防士が消火に努め、2人が負傷した。
トゥアプセ製油所はロシア最大級の製油所の一つで、年間最大1,200万トンの石油を処理でき、ロシア経済と軍事需要の両方に恩恵をもたらしている。
爆発は当初ドローン攻撃によるものとされたが、ウクライナ軍参謀本部が新型のネプチューンミサイルを使用していることを確認したため、疑惑が浮上した。
ウクライナの新型長距離ネプチューンミサイル。スクリーンショット
公式発表によれば、長距離ネプチューンミサイルの弾頭は150kgある。しかし、爆発の規模と標的への被害に基づいて、この数字は300kgに達する可能性があると推測するアナリストもいる。さらに、ウクライナ参謀本部は、長距離ネプチューンミサイルの射程距離が、以前のバージョンの300キロから最大1,000キロに向上したと発表した。
ブイ・フイ(TASS、BLM、ロイター通信による)
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