キム・サンシク監督「この結果に完全に満足しているわけではない」

ハイロン選手とヴァン・ヴィ選手が前半早々に得点し、ベトナムが2-0とリードした。カンボジアは後半に力強く反撃し、ボン・サムエルのゴールで点差を縮めたが、キム・サンシク監督率いるチームは2-1で勝利を維持した。 2027年アジアカップ最終予選のラオス戦に向けて満足のいく結果となった。

親善試合後、キム・サンシク監督は選手たちのパフォーマンスについて率直に語った。彼は、次のラオスとの試合に最善の準備ができるよう、チームを安定させるという目標を強調した。

「前半は比較的安定したメンバー構成で、選手たちも準備した通りのパフォーマンスを見せた。ハイロンが先制点を挙げ、ヴァン・ヴィが再び得点した。しかし、後半は切り替えに問題があり、交代選手の中には要求を満たさない選手もいた。そのため、カンボジアに得点のチャンスがあった。正直、この結果に完全に満足しているわけではない」とキム・サンシク監督は語った。

ホアン・ドゥック選手の交代について、韓国人監督は「選手がフィールドで怪我をするとコーチはいつも心配するが、ホアン・ドゥック選手の場合も例外ではない。彼が滑って怪我をしたとき、私は彼の体調を万全にするためにドゥック選手を交代させなければならなかった。ホアン・ドゥック選手はベトナムチームにとって重要な選手だからだ」と説明した。

キム・サンシク監督は、ベト・フンを早めに交代させる決断について、「チュウ・ベト・フンがトレーニング中のような安定したパフォーマンスを発揮できていないことに気づいた。おそらく試合に熱心になりすぎて、体調が万全ではなかったのだろう。だから早めに交代させると決めた。しかし、その後、ヴァン・ヴィが出場したことで、チームのプレースタイルはより安定するようになった」と語った。

前半に若手選手をあまり起用しなかったことについて問われると、キム・サンシク監督は「次のラオス戦に向けて最高の準備をするために、チームを安定させたい。カンボジア戦は若手選手にとって、観察、分析、経験を積む機会でもある。将来的には、彼らには別の機会があるだろう」と説明した。

2027年アジアカップ最終予選のベトナム対ラオスのホーム戦は、2025年3月25日午後7時30分、ビンズオン省ゴーダウスタジアムで開催される。

トゥアン・ゴック