韓国の古くからの犬肉食の習慣は海外からの批判に直面しているほか、国内でも特に若い世代からの反対が高まっている。
2019年2月、韓国の洪城郡で救助された犬たち。写真:ゲッティ
与党・人民の力党の柳義東政策主任は政府関係者との会合で、「犬肉食をめぐる社会的対立や論争を終わらせるため、特別法を制定すべき時が来た」と述べた。
ユ氏は、韓国政府と与党は今年中に禁止措置を実施するための法案を提出する予定であり、超党派の支持を得て法案は間もなく韓国国会で可決されるだろうと付け加えた。
鄭煥根農林水産相は会議で、韓国政府は禁止措置を速やかに実施し、犬肉生産業界が事業を停止できるよう最大限の支援を行うと述べた。
金健熙大統領夫人は犬肉食を声高に批判しており、夫の尹錫烈大統領とともに野良犬を保護している。
犬肉を禁止する以前の法案は、業界関係者の反対と、農家やレストラン経営者の生活への懸念により否決された。今後の禁止措置には、業界から撤退する企業に対する3年間の猶予期間と財政支援が含まれる。
犬肉を食べることは朝鮮半島で古くから続く習慣であり、夏の暑さを吹き飛ばす方法と考えられている。しかし、この習慣は以前に比べるとかなり一般的ではなくなったが、一部の高齢者は今でもこれを食べており、一部のレストランでは提供されている。
動物愛護団体は禁止の可能性を歓迎した。 「この残虐行為を終わらせるために懸命に活動してきた私たち全員にとって、これは夢の実現だ」とヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナルは声明で述べた。
政府の統計によると、韓国には約1,150の犬農場、34の屠殺場、219の流通会社、犬肉を提供するレストランが約1,600軒ある。
昨年のギャラップ・コリアの世論調査では、64%が犬肉の消費に反対していることが判明した。調査によると、過去1年間に犬肉を食べたことがある回答者はわずか8%で、2015年の27%から減少した。
フイ・ホアン(ロイター、聯合ニュースによる)
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