ISSに運ばれる前のロボットspaceMIRA
2月15日のPhys.orgによると、医師らはネブラスカ大学(米国)が同州のVirtual Incision社と共同で研究・製造したspaceMIRAと呼ばれる外科用ロボットを使用した。
スペースMIRAロボットは1月末にISSに持ち込まれ、2月8日にアメリカの宇宙飛行士ロラル・オハラによって宇宙ステーションに設置された。
このテストは2月10日、ネブラスカ州リンカーンにあるVirtual Incisionの本社で実施された。
約2時間にわたり、合計6人の外科医が、カメラ1台とアーム2本を搭載したロボットを使った実験に参加した。
「この実験では、弾性バンドを使用してシミュレーションした組織の掴み、操作、切断などの標準的な外科手術技術をテストした」とバーチャル・インシジョンは述べた。
Virtual Incisionが共有したビデオクリップでは、ロボットアームの1つがペンチを使ってゴムバンドを掴んで伸ばし、もう1つのアームがハサミを使ってゴムバンドを切断し、解剖の動作を模倣している。
手術中に医師たちが遭遇した最大の困難は、地上センターからISSにコマンドを送信する際の約0.85秒の遅延だった。
このテストは成功し、火星など複数年にわたる旅に必要な宇宙手術技術の開発に向けた取り組みにおいて新たな一歩を踏み出した。
この新しい技術は、地球上の遠隔地での遠隔手術にも使用できる可能性がある。
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