キエフ当局者によれば、ウクライナ軍司令官のザルジヌイ氏がワシントンに砲弾1700万発を要請したことに米国防長官は驚いたという。
ウクラインスカ・プラウダ紙は12月4日、ウクライナ軍参謀本部が、現在の紛争勃発前にロシア軍を国境まで押し戻すという目標を達成するには3500億~4000億ドルが必要だと見積もっていると報じた。
この目標を達成するためのアイデアと作戦計画は、11月にキエフを訪問した米国防長官ロイド・オースティン氏とヴァレリー・ザルジニー軍司令官によって共有された。
「ザルージヌイ将軍は、ウクライナには1700万発の砲弾が必要だと言った。オースティン大臣は衝撃を受けた。米国は世界規模でそのような弾薬を集めることはできないからだ」と匿名を条件に語ったウクライナ国防省の高官は明らかにした。
米国とウクライナの防衛当局は11月20日にキエフで会談した。写真:ロイター
情報筋は、ザルージヌイ将軍が米国防長官に対し、ウクライナ大統領府が自身の仕事に定期的に干渉し、妨害していると苦情を述べたと付け加えた。 「大統領はそのような会話について知っていたが、それでは信頼は築けない」と関係者は語った。
米国防総省とウクライナ軍はこの情報についてコメントしていない。
米国とその同盟国は、2022年2月の戦闘勃発以来、ウクライナに155ミリ砲弾200万発以上を供給した。米国メディアは今年初め、ウクライナの砲弾消費量が米国とNATO加盟国の生産量を上回っており、国防総省が砲弾製造能力の増強で中心的な役割を果たさざるを得ないと報じた。
ウクライナ軍が8月19日、ザポリージャ地方のロシア軍陣地に向けて発砲した。写真:ロイター
ジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官は7月、ワシントンの備蓄は155ミリ砲弾が不足しており、許容レベルまで補充するには何年もかかる可能性があると認めた。
国防総省は2022年2月以降、防衛工場に22億6000万ドルを費やし、155ミリ砲弾の生産能力を月1万4000発から2万発に増強した。この生産能力はまもなく月間28,000発に達すると予想されており、2025年秋までに合計100万発の生産を目標としている。
ヴー・アン(ウクラインスカ・プラウダ紙による)
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