ウクライナ軍は先週からの反撃で、100平方キロメートル以上の領土に及ぶ7つの村を奪還したとウクライナの将軍が語った。
「我々は領土解放のために、たとえ素手であっても戦い続ける用意がある」とウクライナのオレクシイ・フロモフ准将は6月15日の記者会見で述べた。
同氏は、先週始まった反撃の第一段階で、ドネツィク州とザポリージャ州の7つの村が解放されたことを確認した。ウクライナ軍当局によれば、同軍はザポリージャのマラ・トクマチカ村付近で3キロ、ドネツィクのヴェリカ・ノヴォシルカ村付近で7キロ前進しており、埋め立て地の総面積は100平方キロ以上となっている。
ロシアはこの情報に反応していない。
6月13日、ハリコフでの訓練中のウクライナ兵士の一団。写真: AFP
ウクライナはロシアの防衛線に対して一連の攻撃を仕掛けた後、レオパルド2主力戦車やM2ブラッドレー装甲車など多くの兵士と兵器を失った。ロシア国防省は6月14日、1週間以上経過した時点でウクライナ軍兵士約7,500人が前線で死亡または負傷したと発表したが、キエフ政府はこの情報を確認していない。
NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は6月14日、NATO加盟国に対し、ウクライナが領土奪還のための反撃を遂行するのに十分な武器を確保するよう求めた。ストルテンベルグ氏によれば、ウクライナの反撃は「進展している」が、これが紛争の転換点であるかどうかを知るにはまだ時期尚早だという。
ロシアは最近、ウクライナの反撃を阻止するため、敵の基地や弾薬庫への攻撃に重点を置き、継続的な襲撃を開始した。ウクライナと西側の専門家は、ロシアの攻撃は敵の対空弾薬を枯渇させ、安価なミサイルや無人機に対抗するために高価な砲弾を発射させることも目的としていると考えている。
ウクライナの戦争の状況。グラフィック: WP
フイエン・レ(ロイター通信による)
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