新華社は林鄭月娥外相が中国外務省の定例記者会見で「われわれは米国側の誤った発言に強い不満と断固たる反対を表明する」と述べたと伝えた。
林氏の発言は、NATO首脳会議でのアントニー・ブリンケン米国務長官の非難、および中国がウクライナにおけるロシアの戦争を「決定的に可能にした」とするNATOの水曜日の声明を受けて出されたものだった。
中国外務省報道官、林建氏。写真:中国外務省
NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長も声明の中で、「中国は自国の利益と評判を損なうことなく、欧州最大の軍事紛争を煽り続けることはできない」という文言を繰り返した。
中国外務省報道官は、ウクライナ危機が勃発した直後、米国は中国がロシアに軍事支援を行っていると発表したと説明した。今日まで、米国は実質的な証拠を何ら提示していない。
「統計によれば、ロシアが輸入する軍事部品や準軍事用品の60%以上が米国やその他の西側諸国から来ており、ウクライナによって破壊されたロシアの主要部品の95%が西側諸国から来ており、西側諸国のロシア製兵器部品の72%が米国企業から来ている。」 「米国はそれをどう説明するのか」と中国外務省報道官は述べた。
「さらに、米国とその同盟国はロシアとの貿易を停止していない。昨年、ロシアとの貿易額は1300億ドルを超え、ロシアの対外貿易の18%を占めた。 「世界のほとんどの国はロシアに対する制裁に参加したり、ロシアとの貿易を停止したりしていない」と林氏はさらに説明した。
「ウクライナ危機の責任は誰にあるか?」地域紛争や戦争、長期化する危機の背後にいるのは誰でしょうか?世界の平和と安定に対する最大の不安定要因は誰でしょうか? 「世界は明らかに理解している」と林氏は付け加えた。
中国は合法的かつ正当な権利を守るために断固たる措置を講じ続けると報道官は付け加えた。中国はこれまでもNATOを繰り返し批判し、インド太平洋地域へのNATOの拡大について警告してきた。
フイ・ホアン(新華社通信、BNGチャイナ、ロイター通信による)
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