ポーランドのドゥダ大統領は、ロシアに対する懸念から、抑止力として米国に核兵器をポーランド領土に移動するよう求めた。
フィナンシャル・タイムズは3月13日、ドゥダ大統領がこの提案についてロシア・ウクライナ紛争担当の米国特使キース・ケロッグ氏と話し合ったと報じた。
ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は2025年3月6日にベルギーで記者会見に出席した。
「北大西洋条約機構(NATO)の国境は1999年に東に移動したので、26年後にはNATOのインフラも東に移動する必要があった。私にとってこれは明白だ」とドゥダ氏はインタビューで語った。ドゥダ大統領は、核兵器が国内で入手可能であればより安全になるだろうと述べた。
同日、ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、こうした問題は非公開かつ秘密裏に議論する方が良いと思うと述べたが、ドゥダ大統領は善意で行動したと主張した。
「我々は、そうした要請が聞かれ、考慮されるだろうと確信している、あるいはそう信じる理由があるときには、公に一定の期待を抱くべきだ。今回の場合、ドナルド・トランプ米大統領の政権は前向きな対応の準備ができている」とトゥスク氏は述べた。
これに先立ち、ポーランド当局は同国が米国の核兵器を受け入れる用意があると発表した。ポーランドの政策立案者らは最近、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が提案した、パリの「核の傘」を欧州の同盟国に拡大するという構想にも関心を示した。
フィナンシャル・タイムズによると、ドゥダ氏は2022年にジョー・バイデン前米大統領の政権に提案して失敗した核共有プロジェクトを復活させたいと考えている。
ドゥダ大統領がポーランドに核兵器取得を求めたことは、ロシアに対する同国での不安の高まりを反映している。
ロイター通信によると、ポーランドは現在、NATO加盟国の中で最も多くの国防費を支出している。 2024年にはポーランドの防衛費はGDPの4.1%に達するだろう。同国は2025年までに防衛費をGDPの4.7%に増やす計画だ。ドゥダ大統領は、少なくともGDPの4%の防衛費をポーランド憲法に明記することを提案している。
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出典: https://thanhnien.vn/tong-thong-ba-lan-giuc-my-chuyen-dau-dan-hat-nhan-185250313200409205.htm
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