クレムリンは、ロシアのプーチン大統領がドイツのショルツ首相との電話会談で、ロシア外務省が6月に発表した提案に基づき、ウクライナとの紛争解決に向けた対話の用意があることを明言したと発表した。
ロシアのプーチン大統領は、約2年間連絡が途絶えていたオラフ・ショルツドイツ首相と電話会談した。 (出典:AP通信) |
11月15日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はドイツのオラフ・ショルツ首相と電話会談した。これは両首脳間のほぼ2年ぶりの電話会談となる。
クレムリンは会談を「ウクライナ情勢についての詳細かつ率直な意見交換」と評し、「対話の性質は前向きなものだった」と付け加えた。
ショルツ氏は約2年ぶりにプーチン大統領と電話会談した初の西側首脳となる。ロシアとドイツの首脳間の最後の電話会談は2022年12月に行われ、両者がモスクワで最後に直接会談したのは2022年2月15日だった。
ドイツ政府報道官のシュテフェン・ヘベストライト氏は記者団に対し、約1時間にわたる電話会談でショルツ首相がロシアに対し、ウクライナとの恒久的な平和達成に向けた交渉を行うよう要請するとともに、ドイツ政府は「必要な限り」キエフを支援する決意を表明したと述べた。
ショルツ首相はソーシャルネットワークXに投稿した声明の中で、ロシア大統領に対し、ウクライナでの軍事作戦を停止し、キエフとの「交渉の用意」を示すよう求めた。両者は電話会談後も連絡を取り合うことで合意した。
ドイツのオラフ・ショルツ首相もロシア大統領との電話会談で、モスクワが北朝鮮軍をウクライナに派遣すれば「状況はさらに悪化する」と警告した。
一方、クレムリンは、電話会談でロシア大統領が、ロシア外務省が6月に発表した提案に基づき、ウクライナとの紛争を解決するための対話の用意があることを明言したと述べた。
「紛争の政治的、外交的解決の見通しについて、ロシア大統領は、ロシア側は交渉再開を拒否したことはなく、交渉再開の可能性に依然としてオープンであると指摘した」とクレムリンの声明は強調した。この問題に関するいかなる合意も、ロシアの安全保障上の利益を考慮しなければならない。
このほか、双方は二国間関係についても言及した。ロシア大統領は、自国は常にエネルギー関連の義務を果たしており、ベルリンが関心を示すなら協力する用意があると断言した。
ウクライナはこの事態に直ちに強く反応した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、この電話会談を「パンドラの箱を開ける」こと、そしてモスクワの望みを叶えることに似ていると述べた。
「我々はどう行動すべきか分かっている。我々は警告したい。ミンスク合意3は成立しないだろう。我々に必要なのは真の平和だ」とウクライナの指導者は強調した。
フランスとドイツが仲介したミンスク合意1とミンスク合意2により、ウクライナ東部の戦争が終結し、ロシアとウクライナ間の緊張が緩和されると期待されている。これらの合意の中心となる条項は、即時停戦と、当事者が前線地域から重火器を撤退させることに合意することである。ミンスク合意が完全に履行されれば、ウクライナがNATO軍事同盟に加盟する可能性はなくなるだろう。
しかしロシアは、ウクライナが合意を完全に履行しておらず、合意は本質的にはキエフがより大きな紛争に備え「時間を稼ぐ」手段であると非難した。
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出典: https://baoquocte.vn/divide-the-first-dialogue-between-the-two-russian-germany-leaders-in-nearly-2-years-moscow-if-conditions-for-a-talk-with-ukraine-293955.html
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