12月13日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、ガザ地区の人道危機の中で援助を削減するというスイスの動きを批判した。
UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長は、スイスが資金拠出を撤回する動きに懸念を表明した。 (出典:国連) |
UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長はジュネーブで開かれた世界難民フォーラムで、同機関の資金不足を非難した。ラザリーニ氏は、UNRWAは活動において多くの成果を上げているにもかかわらず、依然として資金不足に悩まされており、組織のサービスの質に影響を与えていると指摘した。難民の権利を保証するのは人道支援団体だけでなく、援助国や受け入れ国にも責任がある。
この声明は、スイス下院がUNRWAには客観性が欠けているとして同機関への年間2000万フランの拠出金を削減した後に出された。スイス上院は12月14日にこの提案に投票する予定だ。
関連する別の動きとして、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ事務局長は、スイスと他の国々がUNRWAへの資金提供を継続することへの希望を表明した。
「UNRWAに資金が提供されなければ、パレスチナ人はさらなる苦しみを味わうことになるだろう」と彼は語った。
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