英国のボディショップチェーンは破産したばかりで、国際事業は財政難のため再編されている。
英国でザ・ボディショップの破産手続きを遂行するために任命されたビジネスコンサルタント会社FRPは、同社が破産した2月14日以降も199店舗が営業を続けていると述べた。しかし、これにより、店舗数や従業員数を削減したり、会社を売却したりして事業を再編するといったさまざまなシナリオが生まれる可能性がある。
FRPは「法務担当者は今後、事業の前進の道を見つけるための選択肢を検討し、債権者と従業員に最新情報を伝える予定だ」と述べた。
2月13日、イギリス、ロンドンのオックスフォードストリートにあるボディショップの店舗。写真:ロイター
英国以外の国では、ザ・ボディショップは事業の再編を進めている。同チェーンのオーナーであるアウレリウス・ベンチャー・キャピタルは、欧州のほとんどの国とアジアの一部にある子会社を売却する会社を任命した。売却対象となるネットワークはブランド売上の14%を占めることになる。
1976年に動物の権利と人権活動家であるアニタ・ロディックによってブライトン(英国)で設立されたザ・ボディショップは、動物実験を行っていないという意味で「倫理的」と評される化粧品分野の先駆的ブランドの1つです。
設立当時、このブランドが使用していたアボカド、ココア、アロエベラ、ホホバオイルなどの原料の多くは、珍しいものと考えられていました。動物、環境、社会に対する責任についての声明は、化粧品業界にまったく新しい概念を生み出し、他の多くのブランドも徐々に追随するようになっています。
ボディショップは1980年代に急成長し、月に2店舗をオープンし、株式を公開しました。しかし、ル・モンド紙によると、このチェーンは「倫理的」な化粧品を宣伝するブランドを含む新しいブランドとの激しい競争に直面しており、それが「衰退」の原因となっているという。
2006年、ザ・ボディショップはロレアルに買収されました。 2017年にブラジルの化粧品メーカーNatura&Coに10億ユーロで売却された。その後、ナチュラは収益性の難しさから、2023年11月にアウレリウス・グループにブランドを2億700万ポンド(2億6000万ドル)で売却した。
「ボディショップは、前オーナーの下で長い間、財政難に直面してきた。同時に、小売業全体のビジネス環境も厳しい状況にある」とFRPはコメントした。
フィエンアン(ロイター通信による)
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