タイ矯正局は、タクシン氏が刑務所ではなく病院で刑に服しているため、同氏を囚人と呼ばないようにと国民に呼びかけている。
「『囚人』という言葉は、刑務所で刑に服している人を指す場合にのみ使用される」と、タイ矯正局は1月16日の声明で述べた。同局によると、刑務所外で刑に服している人には「囚人」という言葉を使うべきではない。社会復帰に影響を与え、人権を侵害する恐れがあるからだ。
同局の説明によると、タクシン・シナワット元首相は現在「囚人」ではなく「病院で刑に服している患者」だという。矯正局は、タイ語の「ミスター、ミセス、ミス…」などの三人称代名詞は、受刑者が治療のため刑務所外の病院に移送される際の医療記録でも使用されていると付け加えた。
タクシン元首相は2023年8月22日にタイに帰国した。写真: AFP
タクシン・シナワット氏(74歳)は2023年8月22日にタイに帰国し、その後まもなく逮捕された。彼はバンコク拘置所に移送されてから数時間後、健康上の問題のため警察総合病院に移送され、そこに留まった。
病院関係者は、専門家らが元首相を治療しており、「深刻な状態が治まるまで」綿密な治療と経過観察が必要だと述べた。医師は最近、タクシン氏が高血圧、血管狭窄、B型肝炎を患っており、入院以来2回の手術を受けたと述べた。
タクシン氏は2001年からタイの首相を務めたが、2006年の軍事クーデターで追放された。その後国を離れ、汚職容疑に関連した投獄を逃れるため2008年から亡命生活を送っていた。
帰国後、裁判所はタクシン氏に懲役8年の刑を宣告したが、タイ国王は刑期を1年に減刑した。彼はさらに仮釈放を認められ、早ければ2月下旬にも刑務所から釈放される可能性がある。
ドゥック・チュン氏(バンコクポスト紙によると)
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