この記者会見は、シリアでイスラム主義グループ「ハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)」が率いる新政府が樹立された後、トルコのハカン・フィダン外相が初めてダマスカスを訪問した際に行われた。
すべての武器をコントロールする野望
シリアの実質的指導者アハメド・アル・シャラー氏は12月22日、ダマスカスでフィダン氏とともに記者会見し、国内の武装組織は解散を宣言し、シリア正規軍に加わることになるだろうと述べた。 「政府の管理下にない武器の持ち込みは絶対に認めない」とアル・シャラア外相は昨日、AFP通信に語った。ダマスカスの新政府は、近日中に国防省と軍の新たな体制を発表する予定だ。
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この条項にはクルド人が率いるシリア民主軍(SDF)も含まれる。 SDFは主にクルド人YPGで構成され、2014年から2017年にかけて自称イスラム国(IS)テロ組織との戦いで米国の同盟国であり、現在もIS戦闘員を収容する刑務所を警備している。しかし、トルコはYPGを、アンカラ、ワシントン、EUによって禁止されているクルド労働者党(PKK)の分派とみなしている。
シリア国民は12月22日の呼びかけに応じて街頭に出た。
一方、トルコ外務大臣は、シリアの将来にクルド人YPG戦闘員の居場所はないと断言した。フィダン氏は、YPGの存在についてアルシャラの指導者らと話し合った後、ダマスカスがシリア領土保全と主権を確保するための措置を講じると信じていると述べた。ロイター通信は外交官の発言を引用し、「今後、YPGはシリアの国家統一に対する脅威であってはならない」と述べ、YPGは解散されるべきだと付け加えた。
フィダン外相も世界に対し、シリアに対する制裁をできるだけ早く解除するよう呼びかけた。同氏は国際社会に対し、シリア復興と難民の祖国帰還促進に向けた努力を結集するよう求めた。ロイター通信は、シリアで14年近く続いている内戦により、50万人以上が死亡し、少なくとも国民の半数が避難を余儀なくされたと推定している。多くの人々が近隣諸国に逃れ、トルコだけでも300万人のシリア難民がいる。
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地域大国はシリアとの「橋渡し」
ヨルダンのアイマン・サファディ外相は火曜日にダマスカスに到着し、シリア新政府の代表者と会談した。これは、アサド前大統領政権の崩壊以来、ヨルダンにとって最新の高官訪問となった。ヨルダンは南でシリアと国境を接しており、ヨルダン内務省によれば、約130万人のシリア難民が国内にいる。
ヨルダンのアイマン・サファディ外相(中央左)が12月23日にダマスカスに到着した。
同日、カタールのモハメド・アル・クライフィ外相も2週間の中断を経てカタール航空のダマスカス行き初便でシリアに到着した。さらに、もう一つの地域大国であるサウジアラビアもシリアの新政府と直接接触している。リヤドは、近々隣国に代表団を派遣することを確認した。
元アサド大統領政権の長年の同盟国であるイランは、シリア新政府と直接接触していないと述べたと、イラン外務省報道官エスマイル・バカイ氏の発言を引用してAFPが昨日報じた。テヘランは隣国の領土保全に対する支持を改めて表明するとともに、シリアがテロの温床とならないよう警告した。
AFP通信によると、アル・シャラー氏はこれに先立ち、12月22日にダマスカスでレバノンの少数派宗教ドルーズ派の指導者ワリド・ジュンブラット国会議員と会談し、シリアは過去のようにレバノンの内政に悪影響を及ぼさないと断言した。ジュンブラット氏はまた、新政府指導者と直接会談するためにシリアを訪問した初のレバノン人でもある。アルジャジーラは、シリアではあらゆる宗教と少数派が公平な代表権を享受できるというアル・シャラアの誓約を引用した。
クレムリン、アサド一家に関する「フェイクニュース」を否定
クレムリンは昨日、シリアのバッシャール・アル・アサド元大統領の妻アスマ・アル・アサド氏が離婚してロシアを離れることを望んでいるというトルコメディアの報道を否定した。タス通信は、モスクワがアサド大統領を自宅軟禁し、不動産を凍結しているというニュースについて、クレムリン報道官ドミトリー・ペスコフ氏のコメントを引用した。 「情報はどれも真実ではない」とペスコフ氏は語った。
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出典: https://thanhnien.vn/syria-tien-toi-hop-nhat-cac-luc-luong-dan-quan-185241223224419958.htm
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