こうした背景から、グリーンおよび再生可能エネルギー製品を製造・販売するスタートアップ企業、Subilo Energyは、ザンビアの首都ルサカに初のEV用公共充電ステーション2基を設置した。スビロ・エナジーのCEO、グレゴリー・チャマ氏は、この設備の設置はEV所有者が充電ステーションにアクセスしやすくし、より多くのザンビア人がEVを購入するよう促すことを目的としていると述べた。 「2023年1月に公共充電ステーションを設置する前に調査を行いましたが、その結果、効率的な充電ステーションを利用できるなら多くの人がEVを購入する意思があることがわかりました」とチャマ氏は語った。

スビロ・エナジー社のCEO、グレゴリー・チャマ氏が、ルサカの電気自動車用公共充電ステーションの使い方を紹介します。写真：新華社

チャマ氏によれば、スビロ・エナジーは今後数年間でルサカに約10か所の公共充電ステーションを設置し、その後ザンビアの他の多くの町や都市に拡大する予定だという。 「ザンビアや他のアフリカ諸国にはガソリン車が何百万台も走っており、毎日何トンもの二酸化炭素を大気中に放出し、地球温暖化や異常気象の原因となっている。路上にガソリン車よりも多くのEVを走らせることで、こうした課題の解決につながる」とチャマ氏は強調した。

ハイブリッド車を所有するルサカ在住のジョナサン・ムリンダさんは新華社に対し、スビロ・エナジーの公共充電ステーションを約4か月間利用しており、とても良い経験になっていると語った。一方、ルサカのもう一人の住人であるムリンダさんは、スビロ・エナジーのアイデアを高く評価している。 「環境も気にしています。ハイブリッド車やEVを買うのは少々高いのは分かっていますが、長い目で見れば絶対に価値があります。EVの充電にはたった9.5ZMW（約0.49米ドル）しかかからず、70km走行できます。一方、ガソリン車だと125ZMWかかります」とムリンダさんは話した。

ヴィンアン