北大西洋条約機構(NATO)の最新加盟国であるフィンランドは、軍事地域へのアクセスに加え、米国が防衛装備品を事前配備したり、軍用機、軍艦、軍用車両を同国領土内に持ち込むことも認めている。
フィンランド政府は米国との防衛協力協定(DCA)に署名することを決定した。これにより、米軍はフィンランド国内の15の軍事地域を使用できるようになる。
フィンランド政府が発表したDCA文書によれば、これらの地域には4つの空軍基地、1つの軍港、フィンランド北部に続く鉄道線路が含まれ、米軍はロシア国境に続く鉄道線路沿いに基地を置く予定である。フィンランドは、軍事地域へのアクセスに加え、米国が防衛装備を事前配備したり、軍用機、艦船、車両を自国の領土内に持ち込むことも許可している。
フィンランドと米国間のDCA交渉は2022年8月から2023年10月まで続いた。フィンランドのエリーナ・ヴァルトネン外相は、DCAは署名前にフィンランド議会の承認を得る必要があると述べ、協定は両当事者に対して法的拘束力を持つことを強調した。ワシントンポスト紙によると、DCAの調印式は12月18日に米国の首都ワシントンで開催される予定だ。
フィンランドは数十年にわたる軍事的非同盟政策を終わらせ、2022年にNATOへの加盟を申請することを決定した。今年4月、人口560万人、ロシアとの国境が1,340キロに及ぶフィンランドは正式に加盟し、この軍事同盟の31番目の加盟国となった。
現在、いくつかのNATO諸国は米国と同様の二国間防衛協定を結んでいる。先週、NATO加盟を目指しているフィンランドの北欧隣国スウェーデンも同様の協定に署名した。
同盟国のもう1つの国であるデンマークも近い将来にこれに追随すると予想される。
カーン・フン
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