「このようなことはこれまで誰も聞いたことがない」とトランプ氏は自身のプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」への一連の投稿で述べた。おそらく最低価格で、主要な資産を抵当に入れたり売却したりせざるを得なくなるだろう。」
ドナルド・トランプ氏、2024年2月15日、ニューヨーク州最高裁判所にて。写真:ロイター
先月、ニューヨークのアーサー・エンゴロン連邦判事は、有利な銀行融資や保険条件を得るために資産価値を違法に水増し操作したとしてトランプ氏に3億5490万ドルの罰金を支払うよう命じた。
エンゴロン判事は、トランプ大統領の成人した息子たち、ドナルド・トランプ・ジュニア氏に、そしてエリック・トランプはそれぞれ約470万ドルを支払わなければならなかった。また、トランプ・オーガニゼーションの元最高財務責任者アレン・ワイセルバーグ氏は、利息を含めて110万ドルを支払わなければならない。
支払総額は4億6,460万ドルで、2月22日に決定された。 11万4000ドル以上の利子が毎日発生し続け、そのほとんどがトランプ氏にかかることになる。判決は2月23日に言い渡された。
トランプ氏が期限までに罰金を支払わなかった場合、州司法長官は同氏の資産の差し押さえを求める可能性がある。
トランプ氏の2024年米大統領選挙キャンペーンの資金調達は、ここ数カ月、現職のジョー・バイデン大統領に遅れをとっている。
トランプ氏は選挙活動のための資金集めと訴訟費用のバランスを取り続けなければならないが、今後4件の刑事裁判を控えているため訴訟費用は増加する可能性が高い。
トランプ氏は自身が直面している刑事事件と民事事件のすべてにおいて不正行為を否定している。彼は繰り返し、ニューヨークの民事訴訟はニューヨーク州の民主党司法長官レティーシャ・ジェームズによる政治的な復讐であると述べている。
マイ・ヴァン(ロイター通信による)
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