この脅迫はトランプ氏が2月10日にサウスカロライナ州で選挙活動中に行ったもの。
CNNは2月11日、ドナルド・トランプ前米大統領が、もし再選されれば共通防衛条項を遵守しないとの意外な発言の中で、防衛費水準を満たさないNATO加盟国に対しロシアに「何でも好きにさせる」よう促すと脅したと報じた。
トランプ氏はサウスカロライナ州コンウェイでの選挙集会で、NATO加盟国は共通の防衛予算を負担しなければならないと強調した。 「彼らは私に、支払わなかったら彼らを守ってくれるかと尋ねました。私は絶対に守らないと言いました。彼らはその答えを信じられなかったのです」と彼は語った。
同氏によれば、「大国の大統領」はかつて、その国がロシアに攻撃された場合、たとえその国が予算を拠出していなくても米国は自国を防衛するのかと尋ねたことがあるという。
「いいえ、私はあなたたちを守りません。それどころか、彼らがやりたいことを何でもやるように促します。費用は自分で払わなければなりません」と彼は言った。
ホワイトハウスはその後、トランプ氏の発言は「ひどく根拠がない」と述べ、一方で同盟強化に向けたジョー・バイデン現大統領の努力を称賛した。
ホワイトハウスの報道官アンドリュー・ベイツ氏は「バイデン大統領は同盟関係を修復し、世界において我々を強くした。なぜなら彼は、あらゆる最高司令官の第一の責任はアメリカ国民の安全を守り、我々を団結させる価値観を守ることだと理解しているからだ」と述べた。
ベイツ氏は「最も近い同盟国に対する侵略を奨励することは、ひどく根拠のない行為であり、米国の国家安全保障、世界の安定、そして国内経済を危険にさらす」と述べた。
NATO の根底にあるのは集団防衛への取り組みであり、加盟国 1 か国への攻撃は同盟国すべてへの攻撃とみなされます。トランプ氏は長い間、米国と比べて他のNATO諸国が防衛費に多額の支出をしていることに不満を述べており、NATOからの脱退を繰り返し脅かしてきた。
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