ペンス氏はラスベガスで行われた共和党ユダヤ人連合の寄付者会議で突然の発表を行い、有名候補者として初めて撤退を表明した。ドナルド・トランプ氏は依然として選挙戦のリーダーだ。
マイク・ペンス元米国副大統領（右）。写真: ゲッティ
「この6か月間、国中を旅してきましたが、今は私の時ではないということがはっきり分かりました。そのため、多くの祈りと熟考の末、大統領選への出馬を中止することに決めました」とペンス氏は驚愕する聴衆に語った。
フロリダ州知事のロン・デサンティス氏とトランプ氏は、ペンス氏の発表を受けて行った演説でペンス氏について言及しなかった。デサンティス氏はその後、ソーシャルメディアプラットフォームXに、ペンス氏は「信念と原則を重んじる人」だと投稿した。
ペンス氏に続いて、すぐにさらに多くの候補者が撤退する可能性がある。トランプ氏のリードは大きく、デサンティス氏の選挙運動が期待外れのスタートで失速して以来、明確な対抗馬はいない。
ペンス前副大統領（64歳）は、2021年1月6日の米国議会議事堂襲撃事件における前大統領の役割を批判し、トランプ大統領と公に決別した。
ペンス氏は6月に大統領選への出馬を表明したが、出馬を維持するのに十分な予備選挙の有権者と寄付者を集めることができなかった。彼は10月に資金を使い果たし、アイオワ州に時間と資源を費やしたにもかかわらず、同州に影響を与えることができなかった。
ペンス氏の10月15日までの第3四半期の資金調達総額は、同氏の選挙運動が62万ドルの負債を抱え、手持ちの現金はわずか120万ドルであることを示している。この数字はホワイトハウスをめぐる争いには不十分だ。
マイ・アン（ AFP、CNAによる）
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