北朝鮮の金正恩委員長は、洪水被害に対する金徳勲首相と高官の対応を「無責任」だと批判した。
北朝鮮の朝鮮中央通信は8月22日、排水システムが機能していない堤防が海水によって破壊され、270ヘクタールの稲作地を含む560ヘクタール以上の土地が浸水した事件を受け、金正恩委員長が同国西海岸の地域を視察したと報じた。
金氏は、当局者が職務を怠ったのは「非常に無責任」だと批判し、金徳勲首相は「無関係な人物のような態度」で一度か二度、被災地を視察したと述べた。
朝鮮中央通信は、「金正恩氏は、近年、金徳勲内閣の行政・経済規律が著しく軽視され、怠惰な人々が無責任な勤務態度で国の経済を破滅させていると述べた」と伝えた。
朝鮮中央通信が8月21日に公開した写真には、平安南道の視察に訪れた北朝鮮の金正恩委員長と当局者が写っている。写真:朝鮮中央通信
北朝鮮の指導者はまた、同国の当局者の無責任さと規律の欠如は「主に首相の勤務態度の悪さと誤った見解によるものだ」と述べた。
北朝鮮指導者の厳しい発言により、2020年に任命された金徳訓首相の後任になるのではないかという憶測が広がっている。朝鮮中央通信によると、金徳訓首相は金正恩氏の視察には同行しなかった。
金正恩委員長はまた、同国東部の江原道安辺郡の洪水被害を受けた農場を視察し、この地域が他の地域よりも大きな被害を受けたのは「完全に地元当局者の極めて定型的かつ無責任な仕事の姿勢による」と述べた。
北朝鮮は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐための国境封鎖と、北朝鮮の核開発計画に対する制裁の影響で食糧危機が深刻化する中、農作物の保護を最優先事項としている。
ゴック・アイン氏(ロイター/聯合ニュースによる)
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