喫煙、高血圧、高コレステロール、糖尿病、運動不足など、病気を発症するリスクを高める要因は数多くあります。
研究によると、ストレスは心臓病のリスクを高める可能性もあることがわかっています。
しかし現在、新たな研究により、休息するか働くかによっても心臓病のリスクが影響を受ける可能性があることが明らかになっています。
退職者は心臓病のリスクが低い
退職者は心臓病のリスクが低い
京都大学が主導した研究によると、退職者は働いている人よりも心臓病のリスクが低いことがジャパンタイムズ紙の報道で分かった。
研究チームは1990年代以降、日本などのアジア諸国、欧州諸国、米国など35カ国で50~70歳の計10万6922人の健康状態を平均約7年間にわたって追跡調査した。
調査結果によると、退職者の心臓病発症リスクは就労者よりも2.2ポイント低いことが分かった。
適切な運動をしている割合は、働いている人よりも退職者の方が3ポイント高い。
以前オフィス勤務をしていた人の場合、退職後に心臓病と肥満の割合はともに減少し、身体活動の割合は増加した。
一方、肉体労働者は退職後に肥満になる傾向がある。
この研究では、健康状態不良のため早期退職した被験者は除外された。
退職者の心臓病リスクを軽減するのに役立つ可能性がある要因の 1 つは、退職後に運動を増やすことです。
退職後の運動量増加のおかげ
京都大学医学部の佐藤光龍准教授は、退職者の心臓病リスクを軽減する要因の一つは、退職後に運動量が増えることにあるかもしれないと述べた。
ジャパンタイムズによると、佐藤氏は、働く人々にとって、意識的に運動する時間を作ることが重要だと語った。
著者らは次のように書いている。「この新しい研究は、退職すると心臓病のリスクが平均的に低下することを示している。」
しかし、退職と心血管疾患および危険因子との関連性は、個人特性の違いにより不均一であると思われます。
また、長寿の秘訣は老齢になるまでプレッシャーを感じることなく自発的に働くことであり、それが定年退職前の仕事と異なる快適さと精神、そして労働時間を生み出すと強調する意見もある。
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