マリンカはウクライナ東部のドネツク州に位置する(写真:ゲッティ)。
ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は本日12月25日、同国軍がドンバス地方ドネツク州にあるウクライナ軍の拠点とされるマリンカ市を完全制圧したと発表した。
「攻勢作戦中、南方軍の突撃部隊はドネツク南西のマリンカを完全に制圧した」とショイグ大臣はロシアのプーチン大統領に報告した。
プーチン大統領は、マリンカを完全に掌握できれば、ロシアはウクライナ軍をドネツクからさらに遠ざけることができると述べた。
ウクライナはロシアの声明についてまだコメントしていない。
この情報は、ロシアがウクライナの戦場のほとんどで主導権を握っていると言われている状況で発表された。ドネツク戦線では、ロシア軍は、この地域におけるウクライナの防衛拠点とみなされているアヴディーウカ市にも迫っている。
12月22日、エストニア国防軍参謀本部作戦部長タルモ・クンドラ氏は、ロシアがウクライナ東部戦線で優位に立っていると述べた。特に、モスクワはアヴディーウカ市の南北の村々に進撃した。
アヴディーウカの南にあるマリンカも数週間以内に陥落する危険があると指摘した。しかし、彼によれば、ロシアが短期的にはドネツクのさらなる領土を掌握することは難しいという。
マリンカはウクライナのドネツク州にある小さな都市で、紛争前の人口は約1万人だった。マリンカはドネツク市の中心部から約20km、西端から約10km離れています。
ショイグ氏によれば、ウクライナは何年も前にマリンカを地下トンネルと要塞の密集したシステムを備えた要塞に変えたという。
マリンカはN15高速道路でドネツク市とザポリージャ州を結んでおり、戦略的に重要な場所となっている。ロシアがマリンカを制圧すれば、ドネツク市に対するウクライナ軍の砲撃の脅威が軽減される可能性がある。
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