タス通信は6月15日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムの傍らでロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏の発言を引用した。サンクトペテルブルク外相は、モスクワはロシアの存在を脅かす防衛目的にのみ核兵器を使用すると述べた。
「ロシアの核抑止政策はあくまでも防衛的なものである。この政策の範囲外におけるいかなる非常事態においても核兵器の使用は考慮されない」とザハロワ氏は強調した。
ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏。 (写真:TASS)
ザハロワ氏は、モスクワは依然として戦争を追求したり核紛争を開始したりしないという原則に対する約束を果たしていると付け加えた。
「核戦争に勝者はいない。そんなことは決して起こらない。ロシアは常に防衛のための核抑止政策を堅持し、他の核保有国に対し、紛争と核軍拡競争を阻止するための行動をとるよう呼びかけてきた」とザハロワ氏は述べた。
ザハロワ氏は記者会見で、モスクワは米国との戦略兵器削減条約(新START)に復帰する可能性を残していると付け加えた。
「ワシントンが政治的意思を示し、緊張緩和に努め、条約の全面的運用再開に向けた条件を整えることだけが必要だ」とザハロワ氏は述べた。
これに先立ち、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2月21日、モスクワは新START条約への参加を一時的に停止するが、同条約から脱退するわけではないと発表した。しかし、同氏は、条約の今後の運用に関する議論に戻る前に、ロシアは米国だけでなく英国やフランスを含む他のNATO核保有国の核兵器に関する報告書も受け取りたいと強調した。
トラ・カーン(出典:TASS)
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