米国、イランの無人機が空母を危険にさらしていると非難

VnExpressVnExpress30/11/2023

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米国は、イランの無人機が要求された18.5キロではなく、空母アイゼンハワーからわずか1.5キロ離れたところを飛行し、安全上の危険を引き起こしたとして、非専門的な行動をとったと主張した。

中東駐留米海軍司令官ブラッド・クーパー海軍中将は11月29日、イランの無人航空機(UAV)が、湾岸で作戦中の米空母ドワイト・D・アイゼンハワーに、一時はわずか1.5キロの距離まで接近したと非難した。

「イラン機は複数の通信や警告を無視し、航空管制通知に違反した。航空管制通知では、航空機は空母から最低18.5キロの距離を保つよう義務づけられている。イラン機の安全を欠いた、非専門的で無責任な行動は、アメリカ軍とパートナー軍の命を危険にさらした。イランは直ちにこれを止めなければならない」と同氏は述べた。

航空母艦ドワイト・D・アイゼンハワーは11月26日にホルムズ海峡を通過した。写真: 米海軍

航空母艦ドワイト・D・アイゼンハワーは11月26日にホルムズ海峡を通過した。写真:米海軍

クーパー海軍中将は、米海軍は警戒を怠らず、「国際法が許す限り」作戦を継続し、同地域の海洋安全保障を推進していくと明言した。

イランはこの情報についてコメントしていない。

イランの革命防衛隊(IRGC)は11月28日、2日前にホルムズ海峡を航行していた米空母ドワイト・D・アイゼンハワーを監視していた際にドローンで撮影したビデオを公開した。

イランの無人機が米空母上空を飛行

イランの無人航空機は11月26日にホルムズ海峡で米軍艦隊を監視した。ビデオ:タスニム

映像では、イランの無人機が、航空母艦「ドワイト・D・アイゼンハワー」、巡洋艦「フィリピン・シー」、駆逐艦「メイソン」および「グレイブリー」を含む米軍艦艇群の上空を継続的にホバリングしている。イランの無人機は、飛行甲板上の航空機や、米空母ドワイト・D・アイゼンハワーに着陸するヘリコプターも観測した。

革命防衛隊海軍司令官アリレザ・タンシリ准将は、空母部隊はホルムズ海峡を通過する前にイランからの「すべての質問に回答した」と述べた。 「我々の無人機は上空を継続的に飛行し、米軍ヘリコプターを着陸に追い込んだ。また、無人機はIRGCが配備した多数の兵器を感知すると、すぐに方向を変えてペルシャ湾南部へ向かった」と彼は語った。

テヘランとワシントンの関係は、当時のドナルド・トランプ米大統領が、イランと世界大国間の核合意から米国を一方的に離脱させた2018年以来、緊張が続いている。この合意では、イランは経済制裁の解除と引き換えにウラン濃縮を制限することに同意していた。

ペルシャ湾とホルムズ海峡の位置。グラフィック: CSIS

ペルシャ湾とホルムズ海峡の位置。グラフィック: CSIS

イラン軍と米軍は海上で数回の遭遇を経験している。イラン海軍は先月、ペルシャ湾上空の米偵察機に警告を発し、ホルムズ海峡を通過する原子力潜水艦フロリダを浮上させたと発表している。 2019年、テヘランはイラン南部の領空を侵犯したとしてワシントンから送られた2億ドル以上の価値があるドローンを撃墜した。

ヴー・アンAFP通信による)


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