高さ約2メートルのこのバンカーには、病院敷地内の屋外トンネルを通ってアクセスすることができた。このバンカーにはかつて、数万人のパレスチナ民間人が収容されており、イスラエル軍によれば、彼らはハマス戦闘員の人間の盾として行動していたという。
イスラエル兵がアル・シーファ病院の秘密の掩蔽壕の入り口を警備している。写真:ロイター
「彼らは病院を人間の盾として使って自分たちを守ったので生き延びたのだ」とトンネルを発見したイスラエル機甲旅団の指揮官、エラド・ツリ大佐は語った。そして彼らはここで長期間滞在することができます。中にはエアコン付きの部屋があります。
イスラエルは長い間、ハマスがアル・シーファ病院複合施設を司令部として利用し、民間人の間に部隊を隠蔽していると非難してきた。ハマスと病院関係者はこれらの疑惑を否定している。
ジャーナリストたちはイスラエル軍の車両に乗せられ、イスラエルの約7週間に及ぶ攻撃で破壊されたり放棄されたりした建物を通り過ぎて、ガザ地区北部の病院施設に向かった。
この地下室はドーム型の頑丈な構造で、石やコンクリートで舗装されています。記者らを案内していた兵士らは懐中電灯を頼りに暗闇の中を歩き、小さなキッチン、トイレと洗面台を備えた浴室、金属製のベッドが2台置かれた会議ができるほどの広さの部屋を案内した。
「彼らは別の脱出ルートを用意していると考えている」とツリ大佐は語った。まだ開通していないが、ここから市内へ通じる道はたくさんあるはずだ。」同氏は、イスラエル軍はトンネルを抜けるとガザ地区の幼稚園に通じる別のルートがあることを知っていたと述べた。
イスラエル軍は、病院の外の地上で大量の銃、手りゅう弾、その他の爆発物を展示した。軍報道官のダニエル・ハガリ少将は、これらはここ数日間に病院内で収集されたものだと述べた。
人質の一人、ノア・マルチャーノさん(19歳)の遺体は近くの診療所の外で軍によって発見されたという。ハマスはこれに先立ち、イスラエルの空爆で女性人質が死亡したとするビデオを公開していた。
ワシントンでは、ホワイトハウスが、ハマスがアル・シファを含むガザの病院を司令部を隠すために利用しているというイスラエルの主張を、同組織の独立した情報機関が裏付けていると述べた。ハマスはこの容疑を否定している。
ブイ・フイ(ロイター通信による)
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